よしもと‐たかあき【吉本隆明】
[1924〜2012]詩人・文芸評論家・思想家。東京の生まれ。次女は小説家の吉本ばなな。文学・大衆文化・政治・宗教など、広範な領域で評論・思想活動を行う。著書に「高村光太郎」「言語にとって美とは...
ヨハネ【Johannes】
イエスの十二使徒の一人。ガリラヤの漁夫ゼベダイの子。大ヤコブと兄弟。イエスの死後、エルサレム教会の指導者。新約聖書中の「ヨハネによる福音書」「ヨハネ黙示録」「ヨハネ三書簡」の著者とされる。生没...
らく‐ひんのう【駱賓王】
中国、初唐期の詩人。婺州義烏(ぶしゅうぎう)(浙江(せっこう)省)の人。初唐四傑の一。則天武后に反抗した将軍徐敬業の秘書として書いた檄文(げきぶん)が有名。生没年未詳。
ラクロ【Pierre Choderlos de Laclos】
[1741〜1803]フランスの小説家・軍人。18世紀末の貴族社会の退廃を描き、心理小説の先駆とされる書簡体小説「危険な関係」で知られる。
ラーゲルレーブ【Selma Ottiliana Lovisa Lagerlöf】
[1858〜1940]スウェーデンの女流小説家。人間と自然への愛を基調に、空想性あふれる作品を書いた。1909年ノーベル文学賞受賞。作「イェスタ=ベルリング物語」「ニルスのふしぎな旅」など。
ラーコシ【Rákosi Mátyás】
[1892〜1971]ハンガリーの政治家。1945年共産党書記長となり、1952年首相に就任。独裁政治を断行して反発をうけ、1956年のハンガリー動乱の際にソ連に逃れ客死。
ラーズィ【Abū Bakr Muhammad ibn ZaKarīyā al-Rāzī】
[841ころ〜926]イスラムの医者・化学者。イラン生まれ。宗教を学問研究の敵と公言。医学全書「集説」を著した。ラテン語名ラーゼス(Rhazes)。
りゅう‐きん【劉歆】
[?〜23ころ]中国、前漢の学者。字(あざな)は子駿(ししゅん)。父劉向(りゅうきょう)の業を継いで、書籍目録の「七略」を完成。「春秋左氏伝」「周礼(しゅらい)」などを研究し、古文経学派の祖と称...
りょうかん【良寛】
[1758〜1831]江戸後期の曹洞宗の僧・歌人。越後の人。号、大愚。俗名、山本栄蔵。備中(びっちゅう)円通寺の国仙和尚に師事。のち、諸国を行脚し、生涯寺を持たず、故郷の国上山(くがみやま)の五...
ル‐クレジオ【Jean-Marie Gustave Le Clézio】
[1940〜 ]フランスの小説家。1963年「調書」でデビュー。断片的な文章の挿入や反復など、実験的な手法を用いた文体で注目される。2008年ノーベル文学賞受賞。作「大洪水」「砂漠」「海を見たこ...