よどや‐たつごろう【淀屋辰五郎】
江戸中期の大坂の豪商。宝永2年(1705)町人の分限を越えたぜいたくのため、所払いの刑を受けたという。浄瑠璃・歌舞伎などに脚色されている。生没年未詳。
らい‐きょうへい【頼杏坪】
[1756〜1834]江戸後期の儒学者。安芸(あき)の人。春水の弟。名は惟柔(ただなご)。字(あざな)は千祺(せんき)。別号、春草。漢詩・和歌をよくし、また、広島藩の儒官として教育・治政にも功績...
り‐が【李賀】
[790〜816]中国、中唐期の詩人。福昌(河南省)の人。字(あざな)は長吉(ちょうきつ)。韓愈の知遇を得たが、不遇のまま早世。浪漫的、幻想的な詩風で有名。
りく‐か【陸賈】
中国、前漢初期の学者・政治家。楚(そ)の人。高祖劉邦(りゅうほう)に仕え、天下統一に貢献。著に、秦漢の興亡を述べた「新語」12編。生没年未詳。
りくにょ【六如】
[1734〜1801]江戸中期の天台宗の僧侶・漢詩人。近江の人。俗姓は苗村。名は慈周。六如は字。江戸寛永寺明静院、京都善光院住持。宋詩を範として新詩風を興したことで知られる。著作に「六如庵詩鈔」...
り‐さんぺい【李参平】
[?〜1655]江戸初期の陶工。文禄・慶長の役の際、肥前鍋島家の家臣に従って朝鮮から渡来、帰化して金ヶ江三兵衛と称した。日本で初めて磁器の焼成に成功し、有田焼の創始者とされる。
り‐しょういん【李商隠】
[813〜858]中国、晩唐期の詩人。懐州河内(かだい)(河南省)の人。字(あざな)は義山。号、玉谿生(ぎょくけいせい)。詩は寓意に富み、難解だが風格を備え、宋代の西崑体(せいこんたい)の詩の祖...
り‐とう【李唐】
中国、北宋末から南宋初期の画家。河陽(河南省)の人。字(あざな)は晞古(きこ)。徽宗(きそう)の画院に入り、高宗の画院の待詔となる。南宋の院体画の形成に大きな役割を果たした。生没年未詳。
り‐はく【李白】
[701〜762]中国、盛唐期の詩人。中国最大の詩人の一人。西域で生まれ、綿州(四川省)で成長。字(あざな)は太白(たいはく)。号、青蓮居士。玄宗朝に一時仕えた以外、放浪の一生を送った。好んで酒...
りゅう‐うしゃく【劉禹錫】
[772〜842]中国、中唐期の詩人。中山(河北省)の人という。字(あざな)は夢得(ぼうとく)。柳宗元・白居易と親しく詩を応酬し、「劉柳」「劉白」と称された。民間で歌われていた「竹枝詞」などを文...