まきの‐えいいち【牧野英一】
[1878〜1970]刑法学者。岐阜の生まれ。主観主義的な刑法理論を展開、応報刑主義を批判して教育刑主義を唱えた。文化勲章受章。著「日本刑法」「刑法研究」など。
まきの‐とみたろう【牧野富太郎】
[1862〜1957]植物分類学者。高知の生まれ。小学校中退、独学で植物学を研究。日本各地の植物を採集して歩き、多数の新種を発見・命名。すぐれた植物図を描き、植物採集会を指導するなど知識の普及に...
まきの‐まさひろ【マキノ雅広】
[1908〜1993]映画監督。京都の生まれ。本名、牧野正唯(まさただ)。日本映画の父といわれる牧野省三の長男。幼少のころから俳優として活躍、のちに映画監督となる。戦前・戦後を通じてリアルな時代...
マクドナルド【Claude Maxwell Macdonald】
[1852〜1915]英国の外交官。1896年駐清(中国)公使となり、義和団事件で活躍、日本の出兵を勧めた。のち駐日大使。
まさおか‐しき【正岡子規】
[1867〜1902]俳人・歌人。愛媛の生まれ。本名、常規(つねのり)。別号、獺祭書屋(だっさいしょおく)主人・竹の里人。俳句革新に着手し、俳誌「ホトトギス」により活動。また、「歌よみに与ふる書...
まさき‐ひろし【正木ひろし】
[1896〜1975]弁護士。東京の生まれ。本名、昊(ひろし)。第二次大戦中、個人雑誌「近きより」を刊行し、軍国日本を批判。戦後も人道主義の立場から三鷹事件などの弁護を担当。
まさきよ【正清】
[1665〜1730]江戸中期の刀工。薩摩(さつま)の人。本名、宮原清右衛門。将軍徳川吉宗のために刀を鍛えた功によって主水正(もんどのしょう)を受領、その作に一葉葵を刻することを許された。
ますかわ‐としひで【益川敏英】
[1940〜2021]物理学者。愛知の生まれ。昭和48年(1973)、小林誠と共同で「小林益川理論」を発表。基本粒子クオークが6種類以上存在すれば、宇宙の成り立ちにかかわる「CP対称性の破れ」の...
まちだ‐かしょう【町田佳声】
[1888〜1981]邦楽・民謡研究家。群馬の生まれ。本名、嘉章(よしあき)。全国の民謡を録音・採集し、楽譜化した「日本民謡大観」を編纂(へんさん)。また、「ちゃっきり節」ほかを作曲した。
まちだ‐ちゅうじ【町田忠治】
[1863〜1946]政治家。秋田の生まれ。「朝野新聞」「郵便報知新聞」記者を経て東洋経済新報社を創立。のち、政界に入り、農相・商工相などを歴任。昭和20年(1945)日本進歩党を結成、総裁とな...