うたがわ‐とよはる【歌川豊春】
[1735〜1814]江戸中期の浮世絵師。歌川派の始祖。通称、但馬屋庄次郎。号、一竜斎など。豊後(ぶんご)の人で、初め狩野派を学び、のち江戸に出て、鳥山石燕の門に入った。洋風遠近法を用いて江戸名...
うだ‐てんのう【宇多天皇】
[867〜931]第59代天皇。在位887〜897。光孝天皇の第7皇子。名は定省(さだみ)。菅原道真を登用し、藤原氏を抑えて政治の刷新を図った。その治世を後世、寛平(かんぴょう)の治という。譲位...
クレペリン【Emil Kraepelin】
[1856〜1926]ドイツの精神医学者。精神障害の分類に体系を立て、統合失調症と躁鬱(そううつ)病の二大分類を提唱した。現在の精神医学における精神障害の概念の枠組みを作り上げた業績がある。精神...
くろいわ‐るいこう【黒岩涙香】
[1862〜1920]ジャーナリスト・翻訳家。高知の生まれ。名は周六。「万朝報(よろずちょうほう)」を創刊、主筆。「法廷の美人」「鉄仮面」「巌窟王(がんくつおう)」「噫(ああ)無情」などの翻訳・...
しんぜい【真盛】
[1443〜1495]室町中期の天台宗真盛派の開祖。伊勢の人。比叡山で研学。源信の「往生要集」に傾倒し、全国各地に念仏道場を開いた。著「奏進法語」など。円戒国師。慈摂大師。
しん‐そう【神宗】
[1048〜1085]中国、北宋の第6代皇帝。在位1067〜1085。姓名は趙頊(ちょうきょく)。財政再建のため王安石を登用して、青苗・保甲・保馬などの新法を実施した。
しん‐とう【慎到】
中国、戦国時代の趙(ちょう)の思想家。法家的政治思想を唱えた。著とされる「慎子」は一部分のみ伝わる。生没年未詳。
しん‐ふがい【申不害】
[?〜前337ころ]中国、戦国時代の思想家・政治家。鄭(てい)の人。道家の思想を基に刑名・法術の学を説き、韓の昭侯の宰相として富国強兵に努めた。著「申子」。
じんそん【尋尊】
[1430〜1508]室町時代の学僧。法相宗。興福寺大乗院門跡。一条兼良(かねら)の子。興福寺別当となり、長谷寺・薬師寺の別当を兼務して教学振興に努めたほか、「大乗院寺社雑事記」「大乗院日記目録...
たなか‐こうたろう【田中耕太郎】
[1890〜1974]法学者。鹿児島の生まれ。東大教授。商法・法哲学に業績を残した。第二次大戦後は、文相・最高裁判所長官・国際司法裁判所判事などを歴任。文化勲章受章。著「世界法の理論」など。