いまいずみ‐かいちろう【今泉嘉一郎】
[1867〜1941]冶金(やきん)技術者。群馬の生まれ。別子銅山の硫化鉄鉱処理による煙害防止などに先鞭。八幡製鉄所の創業に従事、製鉄技術を確立。のち、日本鋼管を設立。著「鉄屑集」など。
いまい‐としき【今井登志喜】
[1886〜1950]西洋史学者。長野の生まれ。東大教授。都市の発達史に業績をあげた。著「歴史学研究法」「英国社会史」など。
いまえ‐よしとも【今江祥智】
[1932〜2015]児童文学作家。大阪の生まれ。教職や編集業のかたわら童話を執筆。「山のむこうは青い海だった」で作家デビュー。ファンタジーから長編まで作風は多彩。他に「ぼんぼん」「兄貴」「でん...
いまにし‐きんじ【今西錦司】
[1902〜1992]人類学者。京都の生まれ。京大教授・岐阜大学長。生物種の棲(す)み分けの理論を提唱。日本の霊長類学の基礎を築く。また、独自の進化論を唱えた。登山家としても著名。文化勲章受章。...
いまにし‐すけゆき【今西祐行】
[1923〜2004]児童文学作家。大阪の生まれ。学徒兵として被爆直後の広島に救援に赴く。この体験をモチーフに「あるハンノキの話」「ヒロシマのうた」などを発表。他に「肥後(ひご)の石工(いしく)...
いまにし‐りゅう【今西竜】
[1875〜1932]朝鮮史学者。岐阜の生まれ。京大教授。内藤湖南に師事。朝鮮半島で多数の古跡・史料を発見した。著「朝鮮古史の研究」など。
いまむら‐あきつね【今村明恒】
[1870〜1948]地震学者。鹿児島の生まれ。東大教授。関東大震災直前にその可能性を予告。震災後地震学会を創立、会長となる。地震学の発展、震災予防運動に尽力。著「理論・応用地震学」「鯰のざれご...
いまむら‐しこう【今村紫紅】
[1880〜1916]日本画家。神奈川の生まれ。本名、寿三郎。松本楓湖(まつもとふうこ)に師事し、紅児会を結成。大胆な技法と構図、新鮮な色彩感覚で近代日本画革新に貢献。
いまむら‐しょうご【今村翔吾】
[1984〜 ]小説家。京都の生まれ。江戸時代の火消しを主人公にした「火喰鳥(ひくいどり) 羽州(うしゅう)ぼろ鳶組(とびぐみ)」で歴史時代作家クラブ賞・文庫書き下ろし新人賞を受賞。歴史に材をと...
いまむら‐しょうへい【今村昌平】
[1926〜2006]映画監督。東京の生まれ。重いテーマを扱いつつもそこはかとない面白さが漂う、独特な作品を多く残す。昭和58年(1983)「楢山節考(ならやまぶしこう)」と平成9年(1997)...