ほさか‐かずし【保坂和志】
[1956〜 ]小説家。山梨の生まれ。西武百貨店のコミュニティーカレッジに勤務ののち、文筆活動に入る。日常生活の一こまをリズミカルな文体で描いた「この人の閾(いき)」で芥川賞受賞。他に「草の上の...
ほづみ‐みはる【穂積驚】
[1912〜1980]小説家・劇作家。長崎の生まれ。本名、森健二。大衆演劇の一座で役者となった後執筆生活に入る。娯楽性の強い時代小説を数多く発表した。「勝烏(かちがらす)」で直木賞受賞。他に「風...
ホフマン【Ernst Theodor Amadeus Hoffmann】
[1776〜1822]ドイツの小説家。判事兼作家の生活を送り、怪奇的、幻想的な作品を書いた。絵画・音楽にもすぐれた。作「黄金の壺(つぼ)」「悪魔の霊液」「牡猫ムルの人生観」など。
ボナール【Pierre Bonnard】
[1867〜1947]フランスの画家。身近な生活情景に材を取り、色彩それ自体の美を追求した。
マンデラ【Nelson Rolihlahla Mandela】
[1918〜2013]南アフリカ共和国の黒人解放運動指導者・政治家。1990年、27年間の獄中生活ののち釈放され、翌年アフリカ民族会議(ANC)議長に就任。白人との協調路線をもとに白人単独支配を...
みずの‐じゅうろうざえもん【水野十郎左衛門】
[?〜1664]江戸初期の旗本。名は成之。3千石の家督を継いだが、旗本奴の頭目として無頼の生活を送り、町奴の幡随院長兵衛を殺害。のち、行状粗暴のかどで切腹させられた。
みつおか‐あきら【光岡明】
[1932〜2004]小説家。熊本の生まれ。新聞社に勤務するかたわら執筆活動を行う。ルポルタージュを思わせる手法で、戦時中の人間心理や日常生活に潜むあやうさを描いて評価された。「機雷」で直木賞受...
みやざわ‐けんじ【宮沢賢治】
[1896〜1933]詩人・童話作家。岩手の生まれ。法華経に傾倒し、農学校教師・農業技師として農民生活の向上に尽くすかたわら、東北地方の自然と生活を題材に、詩や童話を書いた。詩集「春と修羅」、童...
みよし‐じゅうろう【三好十郎】
[1902〜1958]劇作家・詩人。佐賀の生まれ。プロレタリア劇作家として出発、のち転向して庶民の生活を題材に多くの戯曲を書いた。戯曲「斬られの仙太」「浮標(ブイ)」「炎の人」など。
ミレー【Jean-François Millet】
[1814〜1875]フランスの画家。バルビゾン派。敬虔(けいけん)な信仰心と情愛に満ちた表現で農村生活を描いた。作「落穂拾い」「晩鐘」「種まく人」など。