つなしま‐りょうせん【綱島梁川】
[1873〜1907]思想家・評論家。岡山の生まれ。本名、栄一郎。「早稲田文学」の編集に従事。胸を病んでから神秘的宗教観に基づく随想を発表、当時の青年層に影響を与えた。著「病間録」「回光録」など。
つぶらや‐えいじ【円谷英二】
[1901〜1970]映画の特殊撮影監督。福島の生まれ。本名、円谷(つむらや)英一。ミニチュア撮影やスクリーンプロセスなど特殊撮影技術の発達に尽力、「ゴジラ」で世界的な評価を得る。他に「ハワイ・...
つぼい‐くめぞう【坪井九馬三】
[1859〜1936]歴史学者。大坂の生まれ。東京帝大教授。科学的、実証的な歴史学研究法を導入した。著「史学研究法」など。
ティエポロ【Giovanni Battista Tiepolo】
[1696〜1770]イタリアの画家。ベネチア派。華やかな色彩による装飾的、幻想的な天井画・壁画を多く残した。
ティエール【Louis Adolphe Thiers】
[1797〜1877]フランスの政治家・歴史家。ブルジョワ共和派に属し、七月革命後2回首相となる。その後、保守的傾向を強め、普仏戦争後パリコミューンを弾圧、第三共和制初代大統領となった。著「フラ...
ティンバーゲン【Tinbergen】
(Jan 〜)[1903〜1994]オランダの経済学者。景気循環に関する計量経済学的研究によって名声を博し、第二次大戦後は科学的経済政策論や発展計画論の分野に業績がある。1969年ノーベル経済...
ディルタイ【Wilhelm Dilthey】
[1833〜1911]ドイツの哲学者。精神科学の方法の確立を目指した。人間の内的体験、内的連関を重視する生の哲学を主唱し、歴史・文化・社会にまで考究の領域を広げた。著「精神科学序説」「精神諸科学...
ディーツゲン【Joseph Dietzgen】
[1828〜1888]ドイツの哲学者・社会主義者。1848年の三月革命に参加。マルクスらとは独立に弁証法的唯物論に達した。著「人間の頭脳活動の本質」など。
デービス【William Morris Davis】
[1850〜1934]米国の地理学者。地形の発達過程を進化論的に見て地形輪廻説を提唱、世界の地形学に進歩をもたらした。著「自然地理学」「地形の説明的記載」など。
デーブリーン【Alfred Bruno Döblin】
[1878〜1957]ドイツのユダヤ系小説家・精神科医。ナチス時代、初めフランス、のち米国へ亡命。宗教的色彩の濃い作品を発表した。作「ベルリン‐アレクサンダー広場」「運命の旅」など。