よします‐とうどう【吉益東洞】
[1702〜1773]江戸中期の医学者。安芸(あき)の人。名は為則。字(あざな)は公言。通称、周助。古医方を学び、万病一毒説、また診察の重要性を主張。著「類聚方」「薬徴」など。
よしむら‐いじゅうろう【芳村伊十郎】
長唄唄方。 (6世)[1859〜1935]駿河の生まれ。豪快な芸風で、明治後期から昭和初期にかけて一世を風靡(ふうび)した。 (7世)[1901〜1973]東京の生まれ。声量豊かな美声で人気...
よしもと‐たかあき【吉本隆明】
[1924〜2012]詩人・文芸評論家・思想家。東京の生まれ。次女は小説家の吉本ばなな。文学・大衆文化・政治・宗教など、広範な領域で評論・思想活動を行う。著書に「高村光太郎」「言語にとって美とは...
よだ‐じゅんいち【与田凖一】
[1905〜1997]児童文学者・詩人。福岡の生まれ。旧姓、浅山。北原白秋に師事し、詩、童話、童謡、絵本を制作。詩集「野ゆき山ゆき」で野間児童文芸賞を受賞。他に童話「五十一番目のザボン」「十二の...
よねざわ‐ひこはち【米沢彦八】
落語家。 (初世)[?〜1714]上方落語の祖。大坂の生玉(いくたま)神社境内で興行した仕方物真似で人気を博す。著作に「軽口御前男」「軽口大矢数」など。 (2世) 京都の落語家。祇園境内など...
らい‐きょうへい【頼杏坪】
[1756〜1834]江戸後期の儒学者。安芸(あき)の人。春水の弟。名は惟柔(ただなご)。字(あざな)は千祺(せんき)。別号、春草。漢詩・和歌をよくし、また、広島藩の儒官として教育・治政にも功績...
らい‐しゅんすい【頼春水】
[1746〜1816]江戸後期の儒学者。安芸(あき)の人。山陽の父。杏坪の兄。通称、弥太郎。大坂で儒学を学び、のち広島藩儒官となった。著「芸備孝義伝」など。
ランブイエ【Catherine de Vivonne Rambouillet】
[1588〜1665]フランスの侯爵夫人。文芸サロンの創始者。自邸を開放して貴族・文人などの名士を招き、社交場とした。
リーチ【Bernard Leach】
[1887〜1979]英国の陶芸家。香港生まれ。1909年(明治42)来日。柳宗悦(やなぎむねよし)らの民芸運動に協力し、1920年(大正9)帰英。日本と英国の陶芸を融合した独自の作風を開いた。
ルカーチ【Lukács György】
[1885〜1971]ハンガリーの哲学者・文学史家。ドイツで哲学・美学を学んだのち帰国。1918〜1919年のハンガリー革命に参加し、革命失敗後、亡命。第二次大戦後再帰国。マルクス主義の立場から...