かみや‐そうたん【神谷宗湛】
[1553〜1635]安土桃山から江戸初期にかけての豪商。博多の人。豊臣秀吉の保護を受け、中国・朝鮮・南方諸国と交易。千利休と交わり、茶人としても有名。茶会記録に「宗湛日記」がある。紙屋宗旦。
かん‐ちゃざん【菅茶山】
⇒かんさざん(菅茶山)
きくおか‐けんぎょう【菊岡検校】
[1792ころ〜1847]江戸後期の地歌作曲家・演奏家。京都の人。一山(いちざん)検校に師事し、多くの名曲を残した。作「茶音頭」「夕顔」「磯千鳥」など。
くつき‐まさつな【朽木昌綱】
[1750〜1802]江戸中期の大名。丹波福知山藩主。蘭学・茶道を学び、古銭研究家として知られる。著「新撰銭譜」「西洋銭譜」など。
たけの‐じょうおう【武野紹鴎】
[1502〜1555]室町後期の富商・茶人。堺の人。号、一閑居士・大黒庵。歌学を三条西実隆に学ぶ。茶の湯では村田珠光の孫弟子にあたり、佗(わ)びの境地を確立、千利休・津田宗及・今井宗久らの門弟を...
たにかわ‐てつぞう【谷川徹三】
[1895〜1989]哲学者。愛知の生まれ。法政大総長。哲学で深い洞察を示す一方、宮沢賢治研究などの文学・芸術分野でも活躍。また、「人類主権」の立場からの平和運動でも著名。著「生の哲学」「茶の美...
まつだいら‐はるさと【松平治郷】
[1751〜1818]江戸後期の大名。出雲(いずも)松江藩主。号、不昧(ふまい)。藩政の改革に尽力。また、茶人として石州流不昧派を興した。著「贅言(むだごと)」など。
まつなが‐やすざえもん【松永安左衛門】
[1875〜1971]実業家。長崎の生まれ。九州水力電気・東部電力を創業。第二次大戦後、電力事業の地域ブロック別民営化などに活躍し、「電力の鬼」と称された。茶人としても知られる。
みょうえ【明恵】
[1173〜1232]鎌倉初期の僧。華厳宗中興の功労者。紀伊の人。諱(いみな)は高弁。栂尾(とがのお)山に高山寺を開き、華厳宗興隆の道場とした。また、宋から栄西が将来した茶の栽培でも知られる。著...
ろうしゃ【老舎】
[1899〜1966]中国の小説家・劇作家。本名、舒慶春(じょけいしゅん)。字(あざな)は舎予。1938年の中華全国文芸界抗敵協会成立時に主任となり、第二次大戦後は北京市文連主席となったが、文化...