いしがき‐りん【石垣りん】
[1920〜2004]詩人。東京の生まれ。高等小学校卒業後、銀行に勤務のかたわら詩作を続ける。作品に「私の前にある鍋とお釜と燃える火と」など。「表札など」で H氏賞、「石垣りん詩集」で田村俊子賞...
いしはら‐よしろう【石原吉郎】
[1915〜1977]詩人。静岡の生まれ。終戦後シベリア抑留生活を経て帰国したのち、詩誌「ロシナンテ」を創刊。「荒地詩集」に参加した。昭和38年(1963)刊行の「サンチョ・パンサの帰郷」でH氏...
いっきゅう‐そうじゅん【一休宗純】
[1394〜1481]室町中期の臨済宗の僧。京都の人。後小松天皇の落胤(らくいん)といわれる。号、狂雲子・夢閨。華叟宗曇(かそうそうどん)に学び、大徳寺の住持となる。禅宗の革新に尽力。詩・狂歌・...
いとう‐しずお【伊東静雄】
[1906〜1953]詩人。長崎の生まれ。「コギト」「四季」「日本浪曼派」同人。詩集に「わがひとに与ふる哀歌」「夏花」など。
いどがわ‐いこ【井戸川射子】
[1987〜 ]詩人・小説家。兵庫の生まれ。平成31年(2019)詩集「する、されるユートピア」で中原中也賞、令和3年(2021)「ここはとても速い川」で野間文芸新人賞受賞。「この世の喜びよ」で...
いらこ‐せいはく【伊良子清白】
[1877〜1946]詩人。鳥取の生まれ。本名、暉造(てるぞう)。別号、すずしろのや。文庫派詩人の一人。詩集「孔雀船」がある。
いりさわ‐やすお【入沢康夫】
[1931〜2018]詩人・フランス文学者。島根の生まれ。前衛的・実験的な詩で知られ、詩集「季節についての試論」でH氏賞を受賞。長詩と注釈からなる「わが出雲・わが鎮魂」では読売文学賞を受賞した。...
いわの‐ほうめい【岩野泡鳴】
[1873〜1920]小説家・評論家・詩人。兵庫の生まれ。本名、美衛(よしえ)。自然主義作家の一人。一元描写を唱えた。小説「耽溺」「放浪」「断橋」、評論「神秘的半獣主義」、詩集「悲恋悲歌」「闇の...
イワーノフ【Vyacheslav Ivanovich Ivanov】
[1866〜1949]ロシアの詩人。1924年、イタリアに移住。後期象徴派の代表。詩集「導きの星」「透明」など。イワノフ。
ウェイン【John Wain】
[1925〜1994]英国の詩人・作家・批評家。社会に抵抗する若者を描いた新悪漢小説「急いで下りろ」で注目された。他に詩集「神の前に泣け」など。