ほうねん【法然】
[1133〜1212]平安末期の浄土宗の僧。美作(みまさか)の人。諱(いみな)は源空。比叡山の黒谷で天台および諸宗を学び、安元元年(1175)称名念仏に専念する立場を確立し浄土宗を開いた。洛東吉...
ほんだ‐いしろう【本多猪四郎】
[1911〜1993]映画監督。山形の生まれ。特殊撮影監督である円谷英二(つぶらやえいじ)とのコンビで多くの怪獣映画を手がけ、ブームを巻き起こした。代表作「ゴジラ」「空の大怪獣ラドン」「モスラ」...
まえだ‐えうん【前田慧雲】
[1857〜1930]仏教学者。三重の生まれ。東洋大学・竜谷大学の学長を勤める。「大日本続蔵経」を刊行した。著「本願寺派学事史」など。
まえだ‐よういち【前田陽一】
[1934〜1998]映画監督。兵庫の生まれ。「にっぽんぱらだいす」で監督デビュー。風俗喜劇の名匠渋谷実の影響を受け、喜劇映画を量産した。代表作「喜劇・あゝ軍歌」「神様のくれた赤ん坊」など。
まつばやし‐けいげつ【松林桂月】
[1876〜1963]日本画家。山口の生まれ。本名、篤。日本南画院会長。野口幽谷に師事、南宗画の正系を継いで、その近代化に尽くした。代表作に「春宵花影」など。昭和33年(1958)文化勲章受章。
まつやま‐ぜんぞう【松山善三】
[1925〜2016]脚本家・映画監督。兵庫の生まれ。川島雄三監督「接吻泥棒」、渋谷実監督「好人好日」などの脚本を手がけたのち、「名もなく貧しく美しく」で監督デビュー。代表作は、農村で生きる強い...
みかみ‐おときち【三上於菟吉】
[1891〜1944]小説家。埼玉の生まれ。長谷川時雨の夫。時代物の大衆小説を多く書いた。作「敵打日月双紙」「鴛鴦呪文(おしどりじゅもん)」「雪之丞変化(ゆきのじょうへんげ)」など。
みなもと‐の‐よりとも【源頼朝】
[1147〜1199]鎌倉幕府初代将軍。義朝の三男。平治の乱後、伊豆に流されたが、以仁王(もちひとおう)の平氏討伐の令旨を受けて挙兵。鎌倉を本拠に関東に勢力を伸ばし、弟範頼・義経を西上させて義仲...
やまおか‐そうはち【山岡荘八】
[1907〜1978]小説家。新潟の生まれ。本名、藤野庄蔵。長谷川伸(しん)に師事。戦後、17年の歳月を費やし大河小説「徳川家康」を完成。同作品で吉川英治文学賞を受賞。他に「小説明治天皇」「小説...
ゆかわ‐ひでき【湯川秀樹】
[1907〜1981]理論物理学者。東京の生まれ。小川琢治の三男。京大教授。中間子の存在を予言し、坂田昌一・武谷三男らと協力して中間子理論を展開。その後、非局所場の理論、素粒子の統一理論へと発展...