そう‐こくはん【曽国藩】
[1811〜1872]中国、清末の政治家。湘郷(しょうきょう)(湖南省)の人。字(あざな)は伯涵(はくかん)。号、滌正(てきせい)。太平天国の乱のときに義勇軍を組織して清朝を救い、また、初期の洋...
はしもと‐がほう【橋本雅邦】
[1835〜1908]日本画家。江戸の生まれ。本名、長郷。狩野派に学び、狩野芳崖とは同門。フェノロサ・岡倉天心に認められ、新日本画の確立に尽くす。東京美術学校教授として横山大観・下村観山・菱田春...
はやかわ‐こうたろう【早川孝太郎】
[1889〜1956]民俗学者。愛知の生まれ。郷里奥三河の神楽「花祭」のほか、全国各地の山村の民俗調査を行った。著作に「花祭」など。
バーベリ【Isaak Emmanuilovich Babel'】
[1894〜1940]ロシアの小説家。ユダヤ系で、1920年代のソ連文学を代表する小説家の一人。装飾的な文体で、故郷オデッサ(現ウクライナのオデーサ)や革命期の苛烈な戦争を描いた。スターリン時代...
ゆ‐しん【庾信】
[513〜581]中国、南北朝時代の文人。南陽郡新野(河南省)の人。字(あざな)は子山(しざん)。南朝の梁(りょう)に仕え、のちに西魏・北周に仕えた。宮廷文学を代表する詩人で、その詩は徐陵の文と...
よしひろ【義弘】
⇒郷義弘(ごうよしひろ)
りゅう‐しょうき【劉少奇】
[1898〜1969]中国の政治家。湖南省寧郷(ねいきょう)県の人。モスクワ留学後、1921年に中国共産党に入党。以後、労働運動を主に革命運動を指導。中華人民共和国成立後、国家副主席、1959年...
りょうかん【良寛】
[1758〜1831]江戸後期の曹洞宗の僧・歌人。越後の人。号、大愚。俗名、山本栄蔵。備中(びっちゅう)円通寺の国仙和尚に師事。のち、諸国を行脚し、生涯寺を持たず、故郷の国上山(くがみやま)の五...
ロダンバック【Georges Rodenbach】
[1855〜1898]ベルギーの詩人。パリに出て象徴派の影響を受ける。故郷フランドル地方の風物に託して、沈鬱(ちんうつ)な夢想的世界をうたった。詩集「白い青春」「沈黙の支配」、小説「死の都ブリュ...
わたなべ‐きえこ【渡辺喜恵子】
[1914〜1997]小説家。秋田の生まれ。本姓、木下。郷土に根ざした作風の歴史小説などを執筆。南部藩の御用商人の家族を描いた大河小説「馬淵川」で直木賞受賞。他に「啄木の妻」「原生花園」など。