さかた‐とうじゅうろう【坂田藤十郎】
歌舞伎俳優。 (初世)[1647〜1709]京都の人。元禄期(1688〜1704)を代表する上方の名優。和事の祖とされる。上方歌舞伎の基礎を築き、作者に近松門左衛門を得て数々の名作を残した。 ...
さかのうえ‐の‐たむらまろ【坂上田村麻呂】
[758〜811]平安初期の武将。延暦13年(794)蝦夷(えぞ)を征討し、同16年征夷大将軍となった。その後、胆沢城(いさわじょう)を造営し、蝦夷地平定に功を残した。京都の清水寺の創建者と伝え...
さかもと‐りょうま【坂本竜馬】
[1836〜1867]幕末の志士。土佐藩士。名は直柔(なおなり)。千葉周作道場に剣を学び、のち脱藩し、勝海舟に師事。慶応2年(1866)薩長同盟成立に尽力。前土佐藩主山内豊信(やまうちとよしげ)...
さくげん‐しゅうりょう【策彦周良】
[1501〜1579]室町末期の臨済宗の僧。丹波の人。号、謙斎。明(みん)に2回渡り、日記「初渡集」「再渡集」がある。織田信長・武田信玄に信任され、甲斐恵林寺、京都天竜寺に住した。著「南游集」など。
さくま‐しょうざん【佐久間象山】
[1811〜1864]江戸末期の学者。信濃松代藩士。名は啓(ひらき)。初め朱子学を、のちに蘭学を修め、西欧の科学技術の摂取による国力の充実を主張したが、京都で攘夷派に暗殺された。門下に勝海舟・吉...
さくま‐もりまさ【佐久間盛政】
[1554〜1583]安土桃山時代の武将。尾張の人。玄蕃允(げんばのじょう)、また鬼玄蕃と称した。織田信長・柴田勝家に仕えた。賤ヶ岳(しずがたけ)の戦いで敗れ、京都で刑死。
さとう‐ただのぶ【佐藤忠信】
[1161〜1186]平安末期の武士。源義経の四天王の一人。継信の弟。義経が吉野山で山僧に攻められたとき、身代わりとなって奮戦。翌年、京都で敵に囲まれて自刃。
さとう‐はるお【佐藤春夫】
[1892〜1964]詩人・小説家。和歌山の生まれ。生田長江・与謝野寛らに師事。初め「スバル」「三田文学」などに詩歌を発表、のち小説に転じた。文化勲章受章。詩集「殉情詩集」、小説「田園の憂鬱」「...
サリンジャー【Jerome David Salinger】
[1919〜2010]米国ニューヨーク生まれの小説家。大都会に生きる少年の不安を新鮮な感覚で描いた「ライ麦畑でつかまえて」で名声を得たが、ニューハンプシャー州に居を移し、1966年以降は断筆して...
しまだ‐かずお【島田一男】
[1907〜1996]推理作家。京都の生まれ。満州日報の記者を経て、戦後作家活動に入る。新聞記者を主人公にした作品を多く書き、NHKテレビドラマ「事件記者」の原作・脚本を担当。他に「古墳殺人事件...