やまぐち‐ひとみ【山口瞳】
[1926〜1995]小説家・エッセイスト。東京の生まれ。編集者、コピーライターとして活躍した後、本格的な執筆活動に入る。週刊誌に31年間、コラム「男性自身」を連載し、都会人の洗練されたタッチで...
やまざき‐あんさい【山崎闇斎】
[1619〜1682]江戸前期の儒学者・神道家。京都の人。名は嘉。別号、垂加(しでます)。禅僧となったが朱子学を学んで還俗し、江戸・京都で教授、門下6000人といわれた。のち、吉川惟足(きっかわ...
やまだ‐ながまさ【山田長政】
[?〜1630]江戸初期、シャムの日本人町で活躍した人物。駿河の人。通称、仁左衛門。慶長16年(1611)ごろシャムに渡り、首都アユタヤの日本人町の長となって外交・貿易に従事。また、内戦を治めて...
よさの‐てっかん【与謝野鉄幹】
[1873〜1935]詩人・歌人。京都の生まれ。本名、寛(ひろし)。落合直文の門に入り、浅香社に参加、短歌革新運動を興した。のち新詩社を創立し、「明星」を創刊、主宰。妻晶子とともに明治浪漫主義に...
よしだ‐かねとも【吉田兼倶】
[1435〜1511]室町中期の神道家。本姓、卜部(うらべ)。京都吉田神社の神官。唯一神道(吉田神道)を創始。足利義政の知遇を受け、神祇伯(じんぎはく)白川家と対抗して神職界に勢力を伸ばし、全国...
りゅう‐そうろ【竜草廬】
[1714〜1792]江戸中期の漢詩人。山城の人。本姓は武田、名は公美。宇野明霞に学び、彦根藩の儒官として仕える。官職を退いた後、京都で漢詩結社「幽蘭社」を開く。著作に「草廬集」「名詮典詮」など。
りゅう‐び【劉備】
[161〜223]中国、三国時代の蜀漢(しょっかん)の初代皇帝。在位221〜223。字(あざな)は玄徳。諡(おくりな)は昭烈皇帝。前漢景帝の後裔という。関羽・張飛らの豪傑と、軍師諸葛亮を従え、魏...
りゅう‐ほう【劉邦】
[前247〜前195]中国、前漢の初代皇帝。在位、前206〜前195。字(あざな)は季。廟号(びょうごう)は高祖。沛(はい)県(江蘇省)の人。始皇帝没後の前209年、陳勝・呉広の乱を機に挙兵。項...
り‐りょう【李陵】
[?〜前74]中国、前漢の武将。隴西(ろうせい)(甘粛省)の人。字(あざな)は少卿。武帝の時、騎都尉として匈奴(きょうど)と戦い、敗れて降る。単于(ぜんう)に認められて右校王に封ぜられ、二十余...
レイモント【Władysław Stanisław Reymont】
[1867〜1925]ポーランドの小説家。ある農村の自然・歴史と農民の暮らしを描いた大作「農民」のほか、新興工業都市の状況を印象主義的手法で描いた「約束の土地」など。1924年ノーベル文学賞受賞。