はん‐れい【范蠡】
中国、春秋時代末の越の忠臣。楚国苑(えん)(河南省)の人。越王勾践(こうせん)に仕えて富国強兵を図り、呉を滅ぼして会稽の恥をそそいだ。のち野に下り、陶朱公と称して巨万の富を築いたという。
ひがしやま‐ちえこ【東山千栄子】
[1890〜1980]女優。千葉の生まれ。本名、河野せん。築地小劇場・俳優座で活躍。「桜の園」の女主人公役などで好評を得た。
ひさお‐じゅうらん【久生十蘭】
[1902〜1957]小説家。北海道の生まれ。本名、阿部正雄。フランスで演劇を学び、帰国後探偵小説を書き始める。推理、歴史、ユーモアなど幅広い分野で執筆、「小説の魔術師」と呼ばれた。「鈴木主水(...
ひだい‐てんらい【比田井天来】
[1872〜1939]書家。長野の生まれ。名は鴻。日下部鳴鶴(くさかべめいかく)の門下。古碑帖に直接学んで新境地を開いた。
ひなつ‐こうのすけ【日夏耿之介】
[1890〜1971]詩人・英文学者。長野の生まれ。本名、樋口国登。神秘的、高踏的な詩風を確立。詩集「転身の頌」「黒衣聖母」、詩史「明治大正詩史」など。
ひの‐すけとも【日野資朝】
[1290〜1332]鎌倉末期の公卿。後醍醐天皇に登用され、日野俊基らと討幕計画を進めたが、六波羅探題に探知されて、佐渡に配流(正中の変)。のち、佐渡で斬られた。
ひらの‐くにおみ【平野国臣】
[1828〜1864]幕末の尊攘派志士。福岡藩士。通称、次郎。脱藩して京都に上り、西国の尊攘派を結集したが、寺田屋事件で失敗。のち、生野の変を起こしたが捕らえられ、獄中で斬られた。
ヒルベルト【David Hilbert】
[1862〜1943]ドイツの数学者。代数的整数論・幾何学基礎論・積分方程式論など広い分野で貢献。1900年パリの国際数学者会議で23の未解決の問題を提起し、20世紀の数学発展に示唆を与えた。
ひろせ‐たけお【広瀬武夫】
[1868〜1904]軍人。海軍中佐。大分の生まれ。日露戦争中、旅順港閉鎖にあたり、自沈船の福井丸を指揮し、行方不明の杉野孫七兵曹長を退避の最後まで捜すうち、ボート上で被弾戦死。軍神とうたわれた。
ビート‐たけし
⇒北野武