まつなが‐ていとく【松永貞徳】
[1571〜1654]江戸初期の俳人・歌人・歌学者。京都の人。尺五(せきご)の父。名は勝熊。別号、長頭丸(ちょうずまる)・逍遊軒など。和歌を細川幽斎に、連歌を里村紹巴(さとむらじょうは)に学ぶ。...
まつもと‐りょうじゅん【松本良順】
[1832〜1907]西洋医学者。江戸の人。字(あざな)は子良。号は蘭疇(らんちゅう)。佐藤泰然の次男。幕命により長崎でポンペに学び、江戸に戻ってから医学所頭取。のち明治新政府の初代陸軍軍医総監...
みなもと‐の‐よりとも【源頼朝】
[1147〜1199]鎌倉幕府初代将軍。義朝の三男。平治の乱後、伊豆に流されたが、以仁王(もちひとおう)の平氏討伐の令旨を受けて挙兵。鎌倉を本拠に関東に勢力を伸ばし、弟範頼・義経を西上させて義仲...
みなもと‐の‐よりみつ【源頼光】
[948〜1021]平安中期の武将。満仲の長男。摂関家藤原氏と結び、左馬権頭となった。弓術にすぐれ、大江山の酒呑童子(しゅてんどうじ)退治の伝説で知られる。
みょうえん【明円】
[?〜1199]平安末期・鎌倉初期の円派の仏師。慶派の台頭した時期にあって、円派の伝統的な彫刻様式を伝えた。大覚寺の五大明王像などの作品がある。めいえん。
ミルトン【John Milton】
[1608〜1674]英国の詩人。ピューリタン革命に参加、言論の自由を主張し、共和政府に関与。王政復古後は、失明と孤独のうちに詩作に没頭した。叙事詩「失楽園」「復楽園」、劇詩「闘士サムソン」など。
もり‐そういち【森荘已池】
[1907〜1999]小説家・詩人。岩手の生まれ。本名、佐一(さいち)。農民詩が高く評価され、宮沢賢治との親交でも知られる。特に賢治の没後は作品の紹介に尽力した。清潔な作風で東北を舞台にした作品...
もりたに‐しろう【森谷司郎】
[1931〜1984]映画監督。東京の生まれ。初期は青春映画で評価され、その後は題材を問わず多くの大作を手がけヒットさせた。代表作「赤頭巾ちゃん気をつけて」「日本沈没」「八甲田山」など。
やなぎさわ‐きえん【柳沢淇園】
[1704〜1758]江戸中期の文人・画家。字(あざな)は公美(こうび)。柳里恭(りゅうりきょう)ともよばれる。大和郡山藩の重臣。儒仏・医学・書画など16芸に通じたといわれる。特に絵画は精緻(せ...
やまのうえ‐の‐おくら【山上憶良】
[660〜733ころ]奈良前期の官人・歌人。大宝2年(702)渡唐し、帰国後、伯耆守(ほうきのかみ)・東宮侍講・筑前守を歴任。思想性・社会性をもつ歌を詠んだ。万葉集に長歌・短歌・旋頭歌(せどうか...