わかたけ‐ちさこ【若竹千佐子】
[1954〜 ]小説家。岩手の生まれ。平成29年(2017)「おらおらでひとりいぐも」で文芸賞を受賞し作家デビュー。同作で芥川賞受賞。
わかつき‐れいじろう【若槻礼次郎】
[1866〜1949]政治家。島根の生まれ。蔵相・内相を歴任。大正15年(1926)首相となるが金融恐慌の対策を誤り、枢密院の画策もあって総辞職。のち、第二次内閣を組閣したが、満州事変が勃発し、退陣。
わかまつ‐こうじ【若松孝二】
[1936〜2012]映画監督。宮城の生まれ。本名、伊藤孝。ピンク映画の巨匠として活躍した後、一般映画に進出。代表作「天使の恍惚(こうこつ)」「水のないプール」「われに撃つ用意あり」など。大島渚...
わかまつ‐しずこ【若松賤子】
[1864〜1896]翻訳家。福島の生まれ。本名、松川甲子(まつかわかし)。巌本善治の妻。バーネットの「小公子」の翻訳で知られる。
わかやま‐ぼくすい【若山牧水】
[1885〜1928]歌人。宮崎の生まれ。本名、繁。尾上柴舟(おのえさいしゅう)に師事。前田夕暮とともに自然主義歌人として一時代を画した。旅と酒の歌が多い。歌誌「創作」を主宰。歌集「海の声」「別...
わがつま‐さかえ【我妻栄】
[1897〜1973]民法学者。山形の生まれ。東大教授。民法の体系的な解釈を行い、学界や実務に大きな影響を与えた。文化勲章受章。著「民法講義」「近代法における債権の優越的地位」。
わく‐しゅんぞう【和久峻三】
[1930〜2018]推理作家・弁護士。大阪の生まれ。本姓、滝井。弁護士をする一方で作家活動に入り、「仮面法廷」で江戸川乱歩賞を受賞。法律知識を生かした作品が多く、「赤かぶ検事」シリーズ、「京都...
わしお‐うこう【鷲尾雨工】
[1892〜1951]小説家。新潟の生まれ。本名、浩。直木三十五とともに出版社を設立するが、失敗。その後、実証的な手法で描く歴史小説で高い評価を得る。「吉野朝太平記」で直木賞受賞。他に「明智光秀...
ワシレーフスカヤ【Vanda L'vovna Vasilevskaya】
[1905〜1964]ソ連の女流小説家。ポーランド生まれ。第二次大戦中ソ連に亡命。劇作家コルネイチュクの夫人。作「虹」「水の上の歌」など。
わたなべ‐かいきょく【渡辺海旭】
[1872〜1933]浄土宗の僧。東京の生まれ。号、壺月。ドイツに留学し、サンスクリット・パーリ・チベット語を研究。帰国後、東洋・大正大学教授。高楠順次郎と「大正新修大蔵経」を監修。学界・教育界...