やまもと‐かくたゆう【山本角太夫】
［?〜1700］江戸前期の古浄瑠璃の太夫。京都を中心に活躍。相模掾(さがみのじょう)を受領、のち土佐掾と改めた。角太夫節の祖で、説経節系の哀愁のある曲を得意とした。
やまもと‐ふみお【山本文緒】
［1962〜2021］小説家。神奈川の生まれ。ジュニア小説を中心に執筆活動に入るが、その後一般文芸に転向。割り切れない人間の心理を巧みに描く恋愛小説を意欲的に発表する。「プラナリア」で直木賞受賞...
ゆいえん【唯円】
鎌倉中期の浄土真宗の僧。常陸(ひたち)河和田(かわだ)の人。親鸞(しんらん)の弟子で、その没後の教団の中心となった。「歎異抄」の著者とされる。同名の門弟がいたことから、河和田の唯円とよばれた。生...
ゆきさだ‐いさお【行定勲】
［1968〜 ］映画監督。熊本の生まれ。初の劇場公開作品「ひまわり」で頭角を現し、金城一紀原作の「GO(ゴー)」で各映画賞を受賞、国内外で高い評価を受ける。代表作「世界の中心で、愛をさけぶ」「北...
ユクスキュル【Jakob Johann Uexküll】
［1864〜1944］ドイツの理論生物学者。人間中心の見方を排し、動物には生活主体として知覚し働きかける固有の環境、環世界があると説き、行動生物学への道を開いた。
ユン‐イサン【尹伊桑】
［1917〜1995］ドイツの作曲家。朝鮮半島の生まれ。大阪や東京で作曲を学ぶ。のち、ドイツに渡りベルリンを中心に活躍したが、1967年にスパイ容疑でKCIAにより連行・投獄された。1969年ド...
よこみつ‐りいち【横光利一】
［1898〜1947］小説家。福島の生まれ。本名、利一(としかず)。川端康成・片岡鉄兵らと「文芸時代」を創刊し、新感覚派の中心となった。新心理主義に立ち、昭和初期の代表作家として活躍。作「日輪」...
よさ‐ぶそん【与謝蕪村】
［1716〜1784］江戸中期の俳人・画家。摂津の人。本姓は谷口、のち与謝と改める。蕪村は俳号。別号、宰鳥・紫狐庵。画号、四明・長庚・謝寅など。江戸に出て俳人早野巴人(はやのはじん)（夜半亭宋...
よねざわ‐ほのぶ【米沢穂信】
［1978〜 ］小説家。岐阜の生まれ。平成13年（2001）「氷菓(ひょうか)」で角川学園小説大賞奨励賞を受賞し、小説家デビュー。ミステリー小説を中心に執筆、「折れた竜骨」で日本推理作家協会賞を...
よろずや‐きんのすけ【万屋錦之介】
［1932〜1997］俳優。本名、小川錦一(きんいち)。旧芸名、中村錦之助。父は歌舞伎俳優の3世中村時蔵(ときぞう)。歌舞伎界から映画界に転身。主演した「笛吹童子(ふえふきどうじ)」がヒットして...
