うえき‐えもり【植木枝盛】
［1857〜1892］自由民権論者。土佐の人。板垣退助をたすけ、国会開設に尽力。急進的な私擬憲法「東洋大日本国国憲按」を起草。著「民権自由論」「天賦人権弁」など。→自由民権論
くまい‐けい【熊井啓】
［1930〜2007］映画監督。長野の生まれ。「帝銀事件 死刑囚」で監督デビュー。現代社会・政治問題を扱った実証的な作品で、社会派監督として注目される。代表作は、ダム建設の現実をえぐった「黒部の...
クライブ【Robert Clive】
［1725〜1774］英国の政治家・軍人。東インド会社書記としてインドに渡り、プラッシーの戦いでベンガル大守軍およびフランス軍を破り、英国のインド支配の基礎を築いた。
しんどう‐かねと【新藤兼人】
［1912〜2012］映画監督・脚本家。広島の生まれ。本名、兼登(かねと)。戦後、吉村公三郎監督とのコンビで脚本家として活躍。昭和25年（1950）吉村らと独立プロダクションの先駆けとなる「近代...
しんぽ‐ゆういち【真保裕一】
［1961〜 ］小説家。東京の生まれ。アニメーション制作会社に勤務するかたわらミステリーを執筆。汚染食品輸入にまつわる犯罪を描いた「連鎖」で江戸川乱歩賞を受賞し作家生活に入る。他に「ホワイトアウ...
ジンメル【Georg Simmel】
［1858〜1918］ドイツの哲学者・社会学者。カント的認識論から出発し、ニーチェらの影響を受けて「生の哲学」の一段階を開いた。著「歴史哲学の諸問題」「貨幣の哲学」など。
スアレス【Francisco Suárez】
［1548〜1617］スペインの神学者・哲学者・法学者。イエズス会士。トマス＝アクィナスの学説を中軸に、スコラ哲学を総合的に体系化し、神学・哲学・法学にわたって以後の時代に影響を与えた。著「形而...
スウィフト【Jonathan Swift】
［1667〜1745］英国の小説家。アイルランドの生まれ。人間と社会を風刺した作品を発表。作「ガリバー旅行記」「桶物語」など。
スウィージー【Paul Marlor Sweezy】
［1910〜2004］米国のマルクス主義経済学者。独占資本の構造や恐慌の分析で知られる。ハーバード大助教授を思想的立場から辞任し、雑誌「マンスリーレビュー」の編集者として評論活動に従事した。著「...
デューイ【John Dewey】
［1859〜1952］米国の哲学者・教育思想家。プラグマティズムを大成させ、実験主義または道具主義とよばれる立場を確立した。著「学校と社会」「民主主義と教育」「哲学の再建」など。
