しんきょう【真教】
鎌倉時代の僧、他阿(たあ)のこと。
しんけい【心敬】
[1406〜1475]室町中期の連歌師・歌人。京都十住心院の権大僧都。紀伊の人。和歌を正徹(しょうてつ)に学び、それを連歌にも生かそうとした。その作品は「新撰菟玖波集(つくばしゅう)」「竹林抄」...
しんだい【真諦】
《(梵)Paramārtha》[499〜569]インドの僧。梵語(ぼんご)経典を持って中国に渡り、梁(りょう)末の戦乱で各地を転々とした。その間、金光明経・摂大乗論・中辺分別論・大乗起信論など多...
じょうべん【浄弁/浄辨】
[?〜1356?]鎌倉末・南北朝時代の歌人。天台宗の僧。青蓮(しょうれん)院の執当法師。慶運(きょううん)の父。和歌を二条為世に学び、頓阿(とんあ)・慶運・兼好とともに和歌四天王と称された。
じょせつ【如拙】
室町時代の画僧。相国寺の僧で周文の師と伝える。初期水墨画壇の中心人物の一人。代表作「瓢鮎(ひょうねん)図」。生没年未詳。
じんしゅう【神秀】
[606?〜706]中国、唐代の禅僧。開封(河南省)の人。初め儒学を学び、のち、出家して禅宗第五祖の弘忍に師事。慧能(えのう)の南宗禅に対する北宗禅の開祖。諡号(しごう)、大通禅師。
じんそん【尋尊】
[1430〜1508]室町時代の学僧。法相宗。興福寺大乗院門跡。一条兼良(かねら)の子。興福寺別当となり、長谷寺・薬師寺の別当を兼務して教学振興に努めたほか、「大乗院寺社雑事記」「大乗院日記目録...
すうでん【崇伝】
[1569〜1633]江戸初期の臨済宗の僧。字(あざな)は以心。徳川家康に招かれて駿府(すんぷ)に金地院(こんちいん)を建て、政治外交に深くかかわり黒衣の宰相と称された。諡号は円照本光国師。著「...
すずき‐しょうさん【鈴木正三】
[1579〜1655]江戸初期の禅僧・仮名草子作者。三河の人。名は重三(しげみつ)。徳川家康・秀忠に仕えたが、のち出家。曹洞(そうとう)禅を修め、独自の仁王禅を唱えた。諸国を遍歴し、教化のために...
ずいけい‐しゅうほう【瑞渓周鳳】
[1392〜1473]室町中期の臨済宗の僧。和泉(いずみ)の人。号、臥雲(がうん)山人。南都で華厳を学び、景徳寺・等持寺・相国寺に歴住。のち、鹿苑院(ろくおんいん)塔主となった。足利義政の信任を...