しまづ‐ただよし【島津忠義】
[1840〜1897]江戸末期の薩摩藩主。久光の長男。藩主斉彬(なりあきら)の死後家を継ぎ、父とともに藩の近代化に尽力。維新後、率先して版籍奉還した。のち、貴族院議員。
しみず‐たつお【志水辰夫】
[1936〜 ]小説家。高知の生まれ。本名、川村光暁(みつあき)。公務員やフリーライター、編集者などを経て、40歳を前に作家へ転身。「飢えて狼」でデビュー。「背いて故郷」で日本推理作家協会賞受賞...
しもむら‐おさむ【下村脩】
[1928〜2018]生物学者。京都の生まれ。昭和37年(1962)オワンクラゲの発光の仕組みを解明し、その過程で発光物質イクオリンとGFP(緑色蛍光蛋白質)の抽出に成功。平成20年(2008)...
しゅ‐しゅんすい【朱舜水】
[1600〜1682]中国、明末清初の儒学者。余姚(よよう)(浙江省)の人。名は之瑜(しゆ)。字(あざな)は魯璵(ろよ)。明王朝復興運動に従ったが失敗。1659年日本に亡命・帰化。徳川光圀(とく...
しょう‐こうじ【蒋光慈】
[1901〜1931]中国の詩人・小説家。もとは蒋光赤と称した。安徽(あんき)省の人。五・四運動に参加、のち太陽社を興し革命文学を提唱。詩集「新夢」「中国を哀しむ」、小説「少年漂泊者」など。チャ...
じょうけい【定慶】
鎌倉時代の慶派の仏師。 大仏師法師定慶。鎌倉前期に活躍。作、興福寺東金堂の維摩居士(ゆいまこじ)像、同寺の梵天・帝釈天像など。生没年未詳。 肥後法眼定慶。鎌倉前期から中期に活躍。作、大報恩寺...
じょうぞう【浄蔵】
「法華経」妙荘厳王本事品に説く薬王菩薩の前身。過去世において光明荘厳国の王子として生まれ、父王の邪見を哀れみ、仏道を修し神通力を得て、ついに仏道に向かわせたという。 [891〜964]平安中...
すうてい‐てい【崇禎帝】
[1610〜1644]中国、明朝第17代、最後の皇帝。在位1628〜1644。廟号(びょうごう)は毅宗(きそう)。旧権力を一掃し、徐光啓を用いて改革に努めたが、財政難、内乱の続発に苦しんだ。李自...
すけざね【助真】
鎌倉中期の刀工。備前の人。一文字派に属し、徳川家康秘蔵の太刀が日光東照宮に伝わる。生没年未詳。
すけひと‐しんのう【典仁親王】
[1733〜1794]江戸中期の皇族。閑院宮第1世直仁親王の王子。光格天皇の父。明治17年(1884)慶光(きょうこう)天皇と追諡(ついし)。→尊号事件