くらつくり‐の‐とり【鞍作止利/鞍作鳥】
飛鳥時代の仏師。司馬達等(しばたつと)の孫といわれる。飛鳥寺の丈六仏(飛鳥大仏)や法隆寺金堂の釈迦(しゃか)三尊像の作者。日本最初の本格的な仏師で、中国の北魏(ほくぎ)様式の流れをくみながら、い...
こうけい【康慶】
平安末期・鎌倉初期の仏師。運慶の父。快慶の師。慶派発展の基礎を築いた。作品に興福寺南円堂の不空羂索観音(ふくうけんじゃくかんのん)・四天王・法相六祖像、東大寺の伎楽面など。生没年未詳。
さいちょう【最澄】
[767〜822]平安初期の僧。日本天台宗の開祖。近江(おうみ)の人。勅諡号、伝教大師。比叡山に入り、根本中堂を建立。延暦23年(804)空海とともに入唐し、翌年帰国。また、南都諸宗の学僧と対論...
しゅうほう‐みょうちょう【宗峰妙超】
[1283〜1338]鎌倉後期の臨済宗の僧。播磨(はりま)の人。南浦紹明(なんぽしょうみょう)に学び、大徳寺を創建。花園上皇・後醍醐天皇に信任された。著「語録」「仮名法語」「祥雲夜話」。興禅大灯...
しんぜい【真盛】
[1443〜1495]室町中期の天台宗真盛派の開祖。伊勢の人。比叡山で研学。源信の「往生要集」に傾倒し、全国各地に念仏道場を開いた。著「奏進法語」など。円戒国師。慈摂大師。
だい‐し【大師】
1 仏・菩薩(ぼさつ)の尊称。 2 朝廷から高僧に対して贈られる称号。死後に贈られる場合が多い。日本では貞観8年(866)に最澄が伝教大師の称号を贈られたのが最初。 3 高徳の僧の敬称。 ...
だるま【達磨】
《(梵)Bodhidharmaの音写、菩提(ぼだい)達磨の略》 中国禅宗の始祖。インドのバラモンの出身と伝え、6世紀初め中国に渡り、各地で禅を教えた。嵩山(すうざん)の少林寺で面壁九年の座禅を...
ぼだい‐だるま【菩提達磨】
《(梵)Bodhidharmaの音写》[?〜528]中国禅宗の始祖。インドのバラモンの出身。6世紀初め中国に入り、各地で禅を教えた。少林寺で面壁九年の座禅をしたといわれる。梁武帝との禅問答や、弟...
リビングストン【David Livingstone】
[1813〜1873]英国の医師・宣教師・探検家。1840年、医療伝道師としてアフリカに渡り、アフリカの探検をつづけた。1866年にはナイル川水源調査の探検に出発し、タンガニーカ湖付近で消息を絶...
りょうげん【良源】
[912〜985]平安中期の天台宗の僧。近江(おうみ)の人。諡号、慈慧(じえ)。通称、元三(がんざん)大師・角(つの)大師・御廟大師。比叡山に入って顕密を学び、内供奉(ないぐぶ)十禅師・天台座主...