しんりょう‐くん【信陵君】
[?〜前243]中国、戦国時代の貴族。名は無忌。魏(ぎ)の昭王の子。門下に食客3000人を集めたという。秦の侵入に対抗し、これを函谷関に討って勇名を広めたが、流言によって失脚し失意のうちに病死。...
すう‐えん【鄒衍】
[前305ころ〜前240]中国、戦国時代の思想家。斉(せい)の人。宇宙万物を陰陽五行の消長によって解釈、のちの中国思想に大きな影響を与えた。
すぎもと‐そのこ【杉本苑子】
[1925〜2017]小説家。東京の生まれ。吉川英治の門下生として修業を積む。古典の素養と構成力の確かさで、幅広い時代を扱った歴史小説を数多く発表し、人気を集める。「孤愁の岸」で直木賞受賞。他に...
すすきだ‐きゅうきん【薄田泣菫】
[1877〜1945]詩人・随筆家。岡山の生まれ。本名、淳介。蒲原有明(かんばらありあけ)とともに近代詩の一時代を画した。詩集「暮笛集」「ゆく春」「白羊宮」、随筆集「茶話(ちゃばなし)」など。
すずき‐かんたろう【鈴木貫太郎】
[1868〜1948]軍人・政治家。大阪の生まれ。連合艦隊司令長官・枢密顧問官などを歴任。侍従長の時に二・二六事件にあい、重傷を負った。第二次大戦末期に首相としてポツダム宣言を受諾した。
ストラボン【Strabōn】
[前64ころ〜後23ころ]ローマ時代のギリシャの地理学者・歴史家。小アジアの人。地中海沿岸地方の史実や風土、伝承などを集録した史料的地誌「ゲオグラフィカ(地理学)」全17巻を著した。
ストー【Harriet Elizabeth Stowe】
[1811〜1896]米国の女流小説家。通称、ストー夫人。当時の奴隷制度を批判した「アンクル=トムの小屋」は国内外で大きな反響を巻き起こし、南北戦争への気運を高めた。
スパルタクス【Spartacus】
[?〜前71]古代ローマの奴隷反乱の指導者。共和政末期の前73年、カプアの剣奴養成所から反乱を起こし、ローマ軍を破って一時は南イタリアを制圧したが、クラッススに鎮圧され、敗死した。スパルタカス。
スペンサー【Edmund Spenser】
[1552ころ〜1599]英国エリザベス朝時代の代表的詩人。詩集「牧人の暦」、長編叙事詩「妖精女王」など。
スマイルズ【Samuel Smiles】
[1812〜1904]英国の著述家。主著「自助論」は、明治時代に「西国立志編」として中村正直により邦訳され、愛読された。