みのべ‐たつきち【美濃部達吉】
[1873〜1948]憲法学者・行政法学者。兵庫の生まれ。東大教授。天皇機関説を唱え、君権絶対主義を唱える上杉慎吉と論争。昭和10年(1935)国体明徴問題で右翼・軍部に攻撃され、貴族院議員を辞...
みやざわ‐けんじ【宮沢賢治】
[1896〜1933]詩人・童話作家。岩手の生まれ。法華経に傾倒し、農学校教師・農業技師として農民生活の向上に尽くすかたわら、東北地方の自然と生活を題材に、詩や童話を書いた。詩集「春と修羅」、童...
メリエ【Jean Meslier】
[1664〜1729]フランスの司祭・思想家。絶対王政と服従を説く教会の告発、無神論、唯物論的社会主義をつづった覚え書「遺言」を遺したといわれる。のち、ボルテールによって刊行された「メリエの遺言...
もうし【孟子】
[前372ころ〜前289]中国、戦国時代の思想家。鄒(すう)(山東省)の人。名は軻(か)。字(あざな)は子輿(しよ)。仁義王道による政治を説き、自ら孔子の継承者をもって任じ、性善説・易姓革命説...
モラン【Paul Morand】
[1888〜1976]フランスの小説家・詩人。外交官として世界各地に駐在、異国趣味的コスモポリタニズムに立つ新感覚の作品を書いた。作「夜ひらく」「夜とざす」「恋のヨーロッパ」など。
モリエール【Molière】
[1622〜1673]フランスの劇作家・俳優。本名、ジャン=バティスト=ポクラン(Jean-Baptiste Poquelin)。フランス古典喜劇の確立者。鋭い人間観察による風俗描写と心理展開に...
もり‐かく【森恪】
[1882〜1932]政治家・実業家。大阪の生まれ。名は、正しくは「つとむ」。三井物産に入り、対中国投資・利権獲得に活躍。のち、政界に入り、田中義一内閣の外務政務次官として東方会議を主宰。政友会...
モリソン【George Ernest Morrison】
[1862〜1920]英国のジャーナリスト。オーストラリア生まれ。「ロンドン‐タイムズ」紙北京駐在員、のち中華民国政府顧問。中国滞在中に収集した極東関係の図書はモリソン文庫として、東洋文庫に収蔵...
モンケ‐ハン【Möngke Khan】
[1208〜1259]モンゴル帝国第4代皇帝。在位1251〜1259。廟号は憲宗。チンギス=ハンの孫。即位後に内紛を鎮圧して、弟フビライに雲南・チベット、フラグにイラン方面を征討させ、自らは南宋...
モーセ【Moses】
前13世紀ごろのイスラエル民族の指導者。旧約聖書「出エジプト記」によれば、神の啓示によりイスラエル民族を率いてエジプトを脱出し、神ヤーウェとの契約により「十戒」を授けられ、40年間、アラビアの...