ろ‐はん【魯般】
中国、春秋時代の魯の工匠。公輸般(こうしゅはん)ともいい、機械の製作にすぐれ、雲梯(うんてい)(城攻めに用いるはしご)を考案したという。後世、工匠の祭神とされた。生没年未詳。
ロレンソ【Lourenço】
[1526〜1592]日本人で最初のイエズス会士。日本名未詳。肥前の人。もと、琵琶法師。天文20年(1551)ザビエルより洗礼を受け、宣教活動に従事。高山右近らを改宗させた。
わたらい‐いえゆき【度会家行】
南北朝時代の神道家。伊勢外宮の禰宜(ねぎ)で、伊勢神道の大成者。北畠親房と親交があり、南朝方を支持。著「類聚神祇本源」「神道簡要」。生没年未詳。
わに【王仁】
古代、百済(くだら)から渡来した学者。応神天皇のときに「論語」「千字文(せんじもん)」を伝えたとされ、西文氏(かわちのふみうじ)の祖といわれる。生没年未詳。