そう‐れん【宋濂】
[1310〜1381]中国、明初の学者。浦江(浙江(せっこう)省)の人。字(あざな)は景濂(けいれん)。号は潜渓。明開国にあたり、礼楽制度の整備に功績があった。太祖の命を受けて「元史」を編纂(へ...
たかはし‐かつひこ【高橋克彦】
[1947〜 ]小説家。岩手の生まれ。浮世絵研究家として美術館に勤務した後、執筆活動に入る。江戸時代に対する深い知識を生かした時代物の推理小説の他、怪奇小説、SF、ミステリーなどを幅広く手がける...
たき‐れんたろう【滝廉太郎】
[1879〜1903]作曲家。東京の生まれ。ドイツに留学。日本の洋楽揺籃(ようらん)期にすぐれた才能を示した。代表作「荒城の月」「箱根八里」「鳩ぽっぽ」、ほかに歌曲「四季」など。
たけみつ‐とおる【武満徹】
[1930〜1996]作曲家。東京の生まれ。ほぼ独学で作曲を学び、独創的な音響世界を創りあげた。勅使河原宏監督の「砂の女」、小林正樹監督の「怪談」、黒沢明監督の「乱」などの映画音楽でも知られる。...
たけもと‐こしじだゆう【竹本越路太夫】
義太夫節の太夫。 (2世)竹本摂津大掾(せっつだいじょう)の前名。
(3世)[1865〜1924]大坂の生まれ。2世の門弟。大正4年(1915)文楽座の櫓下(やぐらした)となった。大正期の代...
たけもと‐せっつだいじょう【竹本摂津大掾】
[1836〜1917]義太夫節の太夫。大坂の生まれ。本名、二見亀太郎、通称、金助。5世竹本春太夫に師事。初め南部太夫、のち2世越路太夫を襲名。明治36年(1903)摂津大掾を受領。美声家で、明治...
たちはら‐みちぞう【立原道造】
[1914〜1939]詩人。東京の生まれ。堀辰雄・室生犀星(むろうさいせい)に師事。リルケを好み、「四季」の同人として音楽的な叙情詩を発表した。詩集「萱草(わすれぐさ)に寄す」「暁と夕の詩」など。
たちばな‐の‐なりすえ【橘成季】
鎌倉中期の文学者。諸兄(もろえ)の末裔光季の養子といわれる。伊賀守。文学・音楽にすぐれ、建長6年(1254)「古今著聞集」を編集した。生没年未詳。
たなか‐しょうへい【田中正平】
[1862〜1945]物理学者・音楽理論家。兵庫の生まれ。ドイツでヘルムホルツに師事、音階の純正調理論を研究し、純正調オルガンを発明。邦楽にも理論的解明を与えた。著「純正調の研究(独文)」「日本...
だっ‐き【妲己/妲妃】
「妲」は字(あざな)。「己」は姓。中国、殷(いん)の紂王(ちゅうおう)の寵妃(ちょうひ)。淫楽・残忍を極め、王とともに周の武王に殺害された。
性悪で人に害を与える女。「—のお百」