むねなが‐しんのう【宗良親王】
[1311〜1385?]後醍醐天皇の皇子。名は「むねよし」とも。初め尊澄法親王と称し、天台座主となる。元弘の変に敗れて讃岐(さぬき)に配流。建武政権崩壊ののち還俗、南朝の中心として各地を転戦。「...
めんざん‐ずいほう【面山瑞方】
[1683〜1769]江戸中期の曹洞宗の僧。肥後の人。卍山道白(まんざんどうはく)・損翁宗益らに師事。曹洞宗の中興と称される。著「正法眼蔵渉典録」など。
モア【Thomas More】
[1478〜1535]英国の政治家・思想家。エラスムスと親交をもち、1516年、理想的国家像を描く「ユートピア」を発表。のち、大法官に任ぜられたが、カトリック教徒の立場からヘンリー8世の離婚に反...
もちづき‐しんこう【望月信亨】
[1869〜1948]仏教学者。福井の生まれ。加納法宣につき得度、浄土宗を学んだ。「仏教大辞典」を完成。
もっけい【牧谿】
中国、宋末から元初の画僧。蜀(しょく)(四川省)の人。法名は法常。牧谿は号。西湖畔六通(りくつう)寺の開山と伝える。山水・道釈・花卉(かき)ほか幅広い題材の水墨画を描いた。中国ではその画法が古法...
モーズリー【Henry Gwyn Jeffreys Moseley】
[1887〜1915]英国の物理学者。X線分光学を開拓し、元素に固有な特性X線の波長を測定してモーズリーの法則を発見、原子番号の決定方法を与えた。
モーリアック【François Mauriac】
[1885〜1970]フランスの小説家。カトリックの立場から、心理小説の手法で人間性の内に潜む罪の問題を描いた。1952年ノーベル文学賞受賞。作「愛の砂漠」「テレーズ=デスケルー」「蝮(まむし)...
やまな‐もちとよ【山名持豊】
[1404〜1473]室町中期の武将。法名、宗全。但馬(たじま)・備後(びんご)などの守護職。嘉吉の乱で赤松満祐を討った功により播磨(はりま)の守護職も得た。のち、細川勝元と対立して応仁の乱を起...
ヤング【Arthur Young】
[1741〜1820]英国の農学者。大農経営の主張者で、農業経営の近代化のために輪作農法の普及に尽くした。著「農業経済」など。
よしみず‐しょうにん【吉水上人】
《京都東山の吉水に庵居したところから》法然(ほうねん)の異称。