うらがみ‐ぎょくどう【浦上玉堂】
[1745〜1820]江戸中期の南画家。姓は紀、名は弼(たすく)。字(あざな)は君輔。備前池田家の支藩鴨方(かもがた)家に仕えたが、江戸に出て、詩や琴、絵を学ぶ。のちに脱藩して、各地を遊歴した。...
おうじん‐てんのう【応神天皇】
記紀で、第15代の天皇。仲哀天皇の第4皇子。名は誉田別(ほんたわけ)。母は神功皇后とされる。この時期に大和朝廷の勢力が内外に飛躍的に発展したとされ、「宋書」の倭の五王の一人、讃をこの天皇とする説...
おおいけ‐ただお【大池唯雄】
[1908〜1970]小説家。宮城の生まれ。本名、小池忠雄。「兜首(かぶとくび)」「秋田口の兄弟」で直木賞受賞。幕末や明治維新などを題材にした歴史小説を書いた。他に「おらんだ楽兵」「炎の時代」など。
おおぎまち‐てんのう【正親町天皇】
[1517〜1593]第106代天皇。在位1557〜1586。後奈良天皇の第2皇子。名は方仁(みちひと)。弘治3年(1557)践祚(せんそ)。毛利元就(もうりもとなり)父子の献上金で、永禄3年(...
おおくま‐しげのぶ【大隈重信】
[1838〜1922]政治家。佐賀の生まれ。明治14年(1881)の政変で下野し、翌年立憲改進党を組織。伊藤・黒田内閣の外相として条約改正にあたったが、爆弾を投げられて片脚を失う。明治31年(...
おおた‐きんじょう【太田錦城】
[1765〜1825]江戸後期の儒学者。加賀の人。名は元貞。姓は「大田」とも。門弟に教えながら独学し、折衷学派を大成。晩年、加賀前田侯に出仕。著「論語大疏」「九経談」など。
おおた‐ぎょくめい【太田玉茗】
[1871〜1927]詩人。埼玉の生まれ。本名、三村玄綱。僧職のかたわら叙情派詩人として知られ、田山花袋・国木田独歩らと「抒情詩」を刊行。
おおつき‐げんたく【大槻玄沢】
[1757〜1827]江戸後期の蘭学者。陸奥(むつ)の人。名は茂質(しげかた)、字(あざな)は子煥(しかん)。杉田玄白・前野良沢にオランダ医学とオランダ語を学び、長崎に遊学。著「蘭学階梯」「重訂...
おお‐の‐やすまろ【太安万侶/太安麻呂】
[?〜723]奈良前期の文人。民部卿。稗田阿礼(ひえだのあれ)が誦習した旧辞を筆録して、3巻からなる古事記を完成させた。
おおはし‐そうけい【大橋宗桂】
[1555〜1634]安土桃山時代・江戸初期の将棋棋士。江戸時代の将棋家元大橋家の始祖。京都の人。旧名は宗慶。織田信長・徳川家康に仕え、幕府の将棋所の司(つかさ)となる。