たちはら‐まさあき【立原正秋】
[1926〜1980]小説家。朝鮮の生まれ。能に深く傾倒し、独特な美意識と叙情性にあふれた作風で人気を集め、多くのベストセラーを生み出した。「白い罌粟(けし)」で直木賞受賞。他に「薪能(たきぎの...
たに‐こうしゅう【谷甲州】
[1951〜 ]小説家。兵庫の生まれ。本名、谷本秀喜。青年海外協力隊としてネパール在勤中に作家デビュー。航空宇宙軍史シリーズなどのSFのほか、山岳小説シリーズもある。「火星鉄道一九」「終わりなき...
てづか‐まこと【手塚真】
[1961〜 ]映像作家・映画監督。東京の生まれ。手塚治虫(おさむ)の長男。オリジナルビデオやコンピューターグラフィックス制作など映像関連の分野で幅広く活躍。映画監督作品に「星くず兄弟の伝説」「...
とう‐せきじょ【鄧石如】
[1743〜1805]中国、清代の書家。安徽(あんき)省懐寧の人。初名は琰(えん)で石如と字(あざな)したが、のち名を石如、字を頑伯と改める。号、完白山人。篆隷(てんれい)をよくし、篆刻にも新生...
とみもと‐けんきち【富本憲吉】
[1886〜1963]陶芸家。奈良の生まれ。英国に留学。帰国後、バーナード=リーチらと親交を結ぶ。特に色絵磁器に新境地を開き、白磁・染め付けにもすぐれた。文化勲章受章。
とよしま‐よしお【豊島与志雄】
[1890〜1955]小説家。福岡の生まれ。第三次「新思潮」同人。心理小説を多く発表。小説「野ざらし」「白い朝」「山吹の花」、翻訳「レミゼラブル」「ジャン=クリストフ」など。
とよとみ‐ひでよし【豊臣秀吉】
[1536〜1598]安土桃山時代の武将。尾張の人。幼名、日吉丸。初名、木下藤吉郎。織田信長に仕え、戦功をたて、羽柴秀吉と名のった。信長の死後、明智光秀・柴田勝家を討ち、ついで四国・九州・関東・...
トルストイ【Aleksey Konstantinovich Tolstoy】
[1817〜1875]ロシアの詩人・小説家・劇作家。ロシア象徴派の祖と目され、叙情詩のほかに、多彩なジャンルで活躍した。歴史小説「白銀公爵」、史劇「皇帝フョードル=イワノビチ」「皇帝ボリス」など。
なかがわ‐じゅんあん【中川淳庵】
[1739〜1786]江戸中期の蘭医。江戸の人。名は玄鱗(げんりん)。本草学・蘭学を学び、杉田玄白らと「解体新書」を翻訳。オランダ医ツンベルクと交流があった。著「和蘭局方」「和蘭薬譜」など。
ながよ‐よしろう【長与善郎】
[1888〜1961]小説家・劇作家。東京の生まれ。専斎の五男。「白樺」同人。個性の葛藤を描いた作品が多い。小説「青銅の基督」「竹沢先生と云ふ人」、戯曲「項羽(こうう)と劉邦(りゅうほう)」、自...