おおいし‐よしお【大石良雄】
[1659〜1703]播磨(はりま)赤穂(あこう)藩士。浅野長矩(あさのながのり)の家老。名は「よしたか」とも。通称、内蔵助(くらのすけ)。主君長矩の刃傷事件により浅野家断絶後、元禄15年12月...
といた‐やすじ【戸板康二】
[1915〜1993]演劇評論家・小説家。東京の生まれ。歌舞伎評論の第一人者として活躍した後、江戸川乱歩の勧めにより推理小説家となる。「団十郎切腹事件」で直木賞受賞。他に「グリーン車の子供」「車...
ながい‐うた【長井雅楽】
[1819〜1863]江戸末期の長州藩士。名は時庸(ときつね)。開国・公武合体を建言して藩是として採用されたが、尊攘派の台頭により失脚、切腹を命ぜられた。
はまだ‐くにまつ【浜田国松】
[1868〜1939]政治家。三重の生まれ。護憲運動に参加。のち、政友会に入党。昭和9年(1934)衆議院議長に就任。同12年、施政方針質問の際に軍部を批判、寺内寿一陸相と「腹切り問答」を行った。
ふじわら‐の‐みちのり【藤原通憲】
[1106〜1160]平安後期の公卿。出家して法号を円空、のち信西(しんぜい)と称し、僧の身で後白河天皇の腹臣として活躍。平治の乱で捕らえられて処刑された。著に「本朝世紀」「法曹類林」などがある。
ほてい【布袋】
[?〜916]中国、唐末の禅僧。名は契此(かいし)。半裸で太鼓腹を出し、日用品を入れた袋と杖(つえ)を持ち、市中を歩いて吉凶や天気を占ったという。弥勒(みろく)の化身ともいわれ、日本では七福神の...
みしま‐ゆきお【三島由紀夫】
[1925〜1970]小説家・劇作家。東京の生まれ。本名、平岡公威(ひらおかきみたけ)。小説「仮面の告白」で作家としての地位を確立、以後、唯美的傾向と鋭い批評精神を特質とする作品を発表。割腹自殺...
みずの‐じゅうろうざえもん【水野十郎左衛門】
[?〜1664]江戸初期の旗本。名は成之。3千石の家督を継いだが、旗本奴の頭目として無頼の生活を送り、町奴の幡随院長兵衛を殺害。のち、行状粗暴のかどで切腹させられた。