アルゲダス【José María Arguedas】
[1911〜1969]ペルーの作家・文化人類学者。幼少期をケチュア系先住民と暮らし、長じて先住民復権運動を推進した。インディオの言語や視点を小説に反映させインディヘニスモ文学の新しい地平をひらい...
おぐり‐そうたん【小栗宗湛】
[1413〜1481]室町中期の画家。俗姓を小栗、出家して法名を宗湛という。相国寺に入って、画僧周文に学ぶ。足利(あしかが)将軍家に仕え、幕府御用絵師となる。漢画の正統を受け継ぐ穏健な作風。
おだ‐のぶなが【織田信長】
[1534〜1582]戦国・安土桃山時代の武将。信秀の子。桶狭間(おけはざま)に今川義元を討って尾張一国を統一。のち、京都に上って比叡山を焼き、浅井氏・朝倉氏を破り、将軍足利義昭(あしかがよしあ...
かんぜ‐もとまさ【観世元雅】
[1395?〜1432]室町前期の能役者・能作者。通称、十郎。世阿弥の長男。観世大夫3世だが、現系図では数えない。若手ながら名手といわれたが、音阿弥を愛した足利義教の圧迫で、不遇の中に死んだ。作...
きざき‐さとこ【木崎さと子】
[1939〜 ]小説家。満州の生まれ。本名、原田正子。フランス、アメリカに十数年滞在。帰国後創作を始め、「青桐」で芥川賞受賞。他に「裸足」「沈める寺」「緋の城」など。
きたばたけ‐あきいえ【北畠顕家】
[1318〜1338]南北朝時代の公卿・武将。親房の長男。陸奥守(むつのかみ)として義良(のりなが)親王を奉じ、奥羽に下向したが、足利尊氏の反乱により西上、尊氏を九州に追った。のち任地に帰ったが...
きっかわ‐これたり【吉川惟足】
[1616〜1695]江戸前期の神道家。姓は「よしかわ」とも読む。吉川神道の創始者。江戸の人。京都の吉田神道を学び、江戸でその正統継承者と自称、一派を立てる。諸大名の信頼を得、幕府神道方となる。...
ぎどう‐しゅうしん【義堂周信】
[1325〜1388]南北朝時代の臨済宗の僧。土佐の人。号は空華(くうげ)道人。夢窓疎石(むそうそせき)に師事。足利義満に招かれて建仁寺・南禅寺などに住した。初期五山文学の代表者の一人。詩文集「...
くすのき‐まさすえ【楠木正季】
[?〜1336]南北朝時代の武将。河内の人。正成の弟。名は七郎。正成とともに後醍醐天皇に仕え、湊川で足利尊氏の軍に敗れて自害。
ぐちゅう‐しゅうきゅう【愚中周及】
[1323〜1409]室町前期の臨済宗の僧。美濃の人。夢窓疎石に師事。のち元に渡り、即休契了らに参禅。帰朝後、安芸(あき)仏通寺の開山となり、足利義持の帰依を受けた。仏徳大通禅師。