あらし‐かんじゅうろう【嵐寛寿郎】
[1903〜1980]映画俳優。京都の生まれ。本名、高橋照市。「鞍馬天狗(くらまてんぐ)」「右門捕物帖」などの時代劇で活躍し、「あらかん」のニックネームで呼ばれた。ほかに「神々の深き欲望」「網走...
いちき‐きとくろう【一木喜徳郎】
[1867〜1944]憲法学者・政治家。静岡の生まれ。ドイツ留学後、東大教授。のち、文部・内務・宮内各大臣、枢密院議長などを歴任。天皇機関説が右翼から攻撃され、二・二六事件後政界から引退した。
いまわの‐きよしろう【忌野清志郎】
[1951〜2009]ロックシンガー。東京の生まれ。本名、栗原清志(きよし)。ロックバンドRCサクセションの中心的存在として活躍したほか、他バンドやソロ活動においても多数のヒット曲を生み出した。...
うらやま‐きりお【浦山桐郎】
[1930〜1985]映画監督。兵庫の生まれ。「キューポラのある街」で監督デビューし、注目を集める。生涯で監督した作品は9本と寡作ながら、どの作品も高く評価された。他に「非行少女」、遠藤周作原作...
かさ‐の‐いらつめ【笠女郎】
女流万葉歌人。万葉集中に、大伴家持(おおとものやかもち)に贈った短歌29首がある。生没年未詳。
かのこぎ‐たけしろう【鹿子木孟郎】
[1874〜1941]洋画家。岡山の生まれ。号、不倒。小山正太郎に学び、渡仏してローランスに師事。帰国後、関西美術院などで指導し関西洋画壇に重きをなす。作に「ローランス画伯の肖像」「新夫人」など。
かんき‐たくろう【神吉拓郎】
[1928〜1994]小説家・放送作家・エッセイスト。東京の生まれ。NHKで放送台本を手がけた後、都会的なタッチの小説・エッセーを発表。食通としても知られる。「私生活」で直木賞受賞。他に「ブラッ...
き‐の‐いらつめ【紀女郎】
奈良中期の万葉歌人。名は小鹿(おしか)。安貴王(あきのおおきみ)の妻。大伴家持(おおとものやかもち)との贈答歌で知られる。生没年未詳。
まゆずみ‐としろう【黛敏郎】
[1929〜1997]作曲家。神奈川の生まれ。東京音楽学校卒。橋本国彦、伊福部昭らに師事。昭和28年(1953)、芥川也寸志、団伊玖磨と「三人の会」を結成。ミュージックコンクレート作品「X・Y・...
みふね‐としろう【三船敏郎】
[1920〜1997]俳優。中国、青島(チンタオ)の生まれ。黒沢明監督の「酔いどれ天使」に主演して、一躍スターとなる。以後、「羅生門(らしょうもん)」「七人の侍」「天国と地獄」など、黒沢作品に欠...