やまぐち‐そどう【山口素堂】
[1642〜1716]江戸前・中期の俳人。甲斐の人。名は信章。別号、其日庵・素仙堂など。江戸や京都で漢学・和歌・書道・俳諧・茶道・能楽などを学ぶ。のち、江戸で芭蕉と親交を結び、蕉風の成立に貢献し...
やまざき‐あんさい【山崎闇斎】
[1619〜1682]江戸前期の儒学者・神道家。京都の人。名は嘉。別号、垂加(しでます)。禅僧となったが朱子学を学んで還俗し、江戸・京都で教授、門下6000人といわれた。のち、吉川惟足(きっかわ...
やまだ‐ながまさ【山田長政】
[?〜1630]江戸初期、シャムの日本人町で活躍した人物。駿河の人。通称、仁左衛門。慶長16年(1611)ごろシャムに渡り、首都アユタヤの日本人町の長となって外交・貿易に従事。また、内戦を治めて...
やまなか‐さだお【山中貞雄】
[1909〜1938]映画監督。京都の生まれ。初監督作品「磯の源太 抱寝(だきね)の長脇差(ながどす)」で注目を集める。新感覚の時代劇を世に出し、高く評価された。代表作「街の入墨者」「丹下左膳余...
よさ‐ぶそん【与謝蕪村】
[1716〜1784]江戸中期の俳人・画家。摂津の人。本姓は谷口、のち与謝と改める。蕪村は俳号。別号、宰鳥・紫狐庵。画号、四明・長庚・謝寅など。江戸に出て俳人早野巴人(はやのはじん)(夜半亭宋...
よしだ‐みつよし【吉田光由】
[1598〜1673]江戸前期の数学家。京都の人。幼名、与七。通称、七兵衛。出家して久庵。毛利重能・角倉素庵に学び、「塵劫(じんこう)記」のほか「古暦便覧」「和漢合運」などを著した。
りゅう‐び【劉備】
[161〜223]中国、三国時代の蜀漢(しょっかん)の初代皇帝。在位221〜223。字(あざな)は玄徳。諡(おくりな)は昭烈皇帝。前漢景帝の後裔という。関羽・張飛らの豪傑と、軍師諸葛亮を従え、魏...
りゅう‐ほう【劉邦】
[前247〜前195]中国、前漢の初代皇帝。在位、前206〜前195。字(あざな)は季。廟号(びょうごう)は高祖。沛(はい)県(江蘇省)の人。始皇帝没後の前209年、陳勝・呉広の乱を機に挙兵。項...
り‐りょう【李陵】
[?〜前74]中国、前漢の武将。隴西(ろうせい)(甘粛省)の人。字(あざな)は少卿。武帝の時、騎都尉として匈奴(きょうど)と戦い、敗れて降る。単于(ぜんう)に認められて右校王に封ぜられ、二十余...
レニエ【Henri de Régnier】
[1864〜1936]フランスの詩人・小説家。高踏派から象徴派に進み、典雅な詩風を確立。のち、新古典主義へ移行した。詩集「夢の如く」「水の都」、小説「生きている過去」など。