いば‐たかし【伊庭孝】
[1887〜1937]劇作家・演出家・音楽評論家。東京の生まれ。上山草人と近代劇協会を創立。後に高木徳子と浅草オペラを興す。評論活動も行い、オペラの普及に貢献した。著作に「日本音楽概論」など。
いふくべ‐あきら【伊福部昭】
[1914〜2006]作曲家。北海道の生まれ。独学で作曲を始め、道庁勤務のかたわら制作したオーケストラ「日本狂詩曲」で注目される。以降、アイヌなどの民族音楽を取り入れた独自の作風を展開。昭和21...
いりの‐よしろう【入野義朗】
[1921〜1980]作曲家。ウラジオストクの生まれ。諸井三郎に師事。日本における十二音音楽の先駆者。作品に「弦楽六重奏」、オペラ「綾の鼓」など。
ウェーベルン【Anton von Webern】
[1883〜1945]オーストリアの作曲家。シェーンベルクに私淑し、無調主義音楽を主張、十二音技法を採用した。代表作「交響曲」「ピアノ変奏曲」。
うんの‐じゅうざ【海野十三】
[1897〜1949]SF・推理作家。徳島の生まれ。本名、佐野昌一。日本SF界の先駆者の一人。作「地球盗難」「十八時の音楽浴」など。
エッケルト【Franz Eckert】
[1852〜1916]ドイツの軍楽隊指揮者・作曲家。明治12年(1879)来日。海軍軍務局で軍楽隊の指導・養成に当たった。また、伊沢修二に協力して、日本の音楽教育に多大な貢献をした。
エネスコ【Georges Enesco】
[1881〜1955]ルーマニアのバイオリン奏者・作曲家。民族色の濃い作品を残し、20世紀ルーマニア音楽の指導的役割を果たした。バッハの演奏でも有名。作「ルーマニア狂詩曲」など。エネスク。
エルガー【Edward Elgar】
[1857〜1934]英国の作曲家。パーセル以来の天才といわれ、英国音楽の再建に貢献。代表作に「エニグマ変奏曲」、行進曲「威風堂々」など。
えんどう‐みのる【遠藤実】
[1932〜2008]作曲家。東京の生まれ。演歌師をしながら独学で作曲を学ぶ。創作活動のほか、レコード会社の創業など音楽文化の振興と普及活動に取り組んだ。日本音楽著作権協会会長。没後、国民栄誉賞...
おう‐い【王維】
[701ころ〜761]中国、唐の詩人・画家。太原(山西省)の人。字(あざな)は摩詰(まきつ)。安禄山の乱後、粛宗に起用され、尚書右丞(しょうしょゆうじょう)になった。仏教を信仰し、長安郊外の輞川...