方/達/共/等/連 の解説 - 小学館 類語例解辞典

方/達/共/等/連 の共通する意味

複数の人を表わす語。

国語辞書で調べる

方/達/共/等/連 の使い方

【接尾】
▽皆様方の御多幸をお祈りします ▽先生方にはこの三年間たいへんお世話になりました ▽ご婦人方
【接尾】
▽君たちに話がある ▽男たちが騒いでいる ▽鳥たちがいっせいにさえずる
【接尾】
▽野郎ども、用意はいいか ▽口うるさいガキどもだ
(ら) 【接尾】
▽君らの出る幕じゃあない ▽私らにはわかりません ▽これらの手がかりをつなぎあわせてみる
【接尾】
▽おばさん連が押しかける

方/達/共/等/連 の使い分け

五語とも、人を表わす名詞や代名詞について、複数であることを表わす。
「方」は、敬意をこめて使う。「たち」は話者が同等と考える人物を表わす語につき、「ども」「ら」は、見下したり軽蔑したりする人物を表わす語につく。「連」は、親しみや軽侮の気持ちを含んで用いる。
「たち」は、人だけでなく、生き物についても使う。
「手前どもの店では扱っておりません」のように、「ども」「ら」が自称の代名詞につく場合は、謙遜(けんそん)の意を表わす。
「たち」「ら」は、一人の代表者をあげて、同じ仲間がほかにもいることを表わす場合にも使う。「芭蕉(ばしょう)たちの一行」「山田君らのしわざ」
「ら」は、「これら」「それら」のように指示代名詞について複数を表わしたり、「ここら」「そこら」のように、そのあたり、の意でも使われる。
「連」は、人を表わす名詞について、仲間、つれ、連中の意を表わす。

方/達/共/等/連 の関連語

(とう) (接尾)同類の中から代表例をあげ、他のものを省略するときに使う語。「電気、ガス等の光熱費」
等等
(とうとう) (接尾)並列した名詞について、「等」を強めていう語。「東京・大阪・名古屋等々の大都市」

方/達/共/等/連 の類語対比表

私…あなた…彼…子供…若者…
たち
ども

カテゴリ

#一生#氏名・代名詞

方/達/共/等/連 の類語 - 日本語ワードネット

の類語

人の体(普通着ている物を含む) の意

話し手、話される人または第三者を示すかによって代名詞、所有限定詞と動詞の分類に使用される文法上のカテゴリー の意

ある物体の端に対してその位置によって与えられる位置 の意

ある場所や点へ向かう線 の意

それが指すか、動く何かに沿う方向の空間的関係 の意

の類語

階級化された集団の中における相対的な位置や価値の程度 の意

相対的な地位 の意

の類語

友達の私的な集まり の意

日本語ワードネット1.1 (c) 2009-2011 NICT, 2012-2015 Francis Bond and
2016-2024 Francis Bond, Takayuki Kuribayashi