に/へ/まで の解説 - 小学館 類語例解辞典

に/へ/まで の共通する意味

移動の目標・到着点を表わす。

に/へ/まで の使い方

▽修学旅行で関西に行った ▽夜更けて自宅に帰った
▽屋根へ上がって修理した ▽新製品をアメリカへ輸出した ▽頂上へ向かって歩き始める
まで
▽朝の便で札幌まで飛ぶ ▽荷物を隣の部屋まで運んでください ▽来年まで帰らない

に/へ/まで の使い分け

「に」「へ」「まで」は、移動を表わす動詞や、運搬を表わす動詞とともに用いられる場合には、移動の目標・到着点を表わす。
「に」と「へ」は現在、この用法において区別があいまいになっており、どちらを用いてもほとんど違いはない。「車が電柱ぶつかった」のように、移動の目標・到着点であっても、それが場所ではなく物であるときには「へ」は用いにくい。
「まで」には、ある範囲を表わす用法がある。「新幹線が九州まで開通した」「五〇ページまで予習しておく」。移動を表わす動詞とともに用いられたときには、移動の範囲を表わす。この場合、起点を表わす「から」を伴うことが多い。「東京から大阪まで新幹線で行き、高知までは船で行った」

に/へ/まで の類語対比表

京都…行くバス…乗る学校…歩く
まで