人/方/者/奴 の解説 - 小学館 類語例解辞典

人/方/者/奴 の共通する意味

人間一般ではなく、ある特定の人間。

英語表現 a man

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人/方/者/奴 の使い方

▽その人、どういう人? ▽ あなたっていい人ね ▽あんなひどい人だと思わなかった
▽その方は、先程帰られました ▽奥様はきれいな方だそうですね ▽どんな方がいいでしょう
▽だれか家(うち)の者に取りにやらせます ▽やくざの若い者 ▽田舎者
▽あんな奴、大嫌いだ ▽いちいちうるさい奴だな ▽ひどい奴にひっかかった

人/方/者/奴 の使い分け

四語とも、前に「あの」「その」や、様子を説明する言葉がついて、他の一般の人から区別した人間をさす。ただし、「奴」の前には「あんな」「そんな」がつく。また、「奴」は単独でも使える。主として男性語。「奴も年貢の納め時だね」
「人」は、目上・目下、内・外にかかわりなく使えるが、家族をさして使うときは、意識的に距離を取ったよそよそしい印象を与える。
「方」は、目上、あるいは目下でも距離のある相手を敬っていう。相手を直接にさすのは失礼なので、「北の方」のように相手のいる方向をいったところから。
「者」は、卑下や軽視を含む。外に対して、内の人間をへり下ってさすことが多い。また、「以下の者は申し出ること」のように、公式的な文書などにも用いられる。
「奴」は、見下したり、悪くいったりするときに使う。また、悪態をつけるほど親しい関係の家族や友人にも使う。また、俗語(多く男性語)で、「そっちのやつも見せて下さい」「秘すれば花、というやつさ」のように、もの、ことの意味でも使う。

人/方/者/奴 の類語対比表

うちの会社の…あなたの会社の…男の…部下の山田という…山田っていうばかな…

カテゴリ

#一生#人物

人/方/者/奴 の類語 - 日本語ワードネット

の類語

一人の人間 の意

優れた知性、明晰に聞き取れる言葉と垂直の歩行で特徴づけられるヒト科の生きているか絶滅した一部のいずれか の意

地球の全住民 の意

独特の個人についてを描写する行動的、気質的、感情的、精神的なすべての属性の複合体 の意

人の体(普通着ている物を含む) の意

話し手、話される人または第三者を示すかによって代名詞、所有限定詞と動詞の分類に使用される文法上のカテゴリー の意

利用できる労働者の力 の意

特定の女性の人生で重要な役割を果たしている男性(夫、愛人、恋人) の意

男性的な性格(男らしくて力強く有能な)がある成人の男性の人 の意

人間を言及する言葉の一般的な使用 の意

普通の人 の意

の類語

人の体(普通着ている物を含む) の意

話し手、話される人または第三者を示すかによって代名詞、所有限定詞と動詞の分類に使用される文法上のカテゴリー の意

ある物体の端に対してその位置によって与えられる位置 の意

ある場所や点へ向かう線 の意

それが指すか、動く何かに沿う方向の空間的関係 の意

の類語

人の体(普通着ている物を含む) の意

話し手、話される人または第三者を示すかによって代名詞、所有限定詞と動詞の分類に使用される文法上のカテゴリー の意

の類語

少年または男 の意

若者か人の非公式の用語 の意

男性の召使い の意

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