かつらし【鬘師】
⇒かずらし
かつらした【鬘下】
⇒かずらした
かつらしたじ【鬘下地】
⇒かずらしたじ
かつらタフトきょうてい【桂タフト協定】
明治38年(1905)、米国のウィリアム=タフト陸軍長官と桂太郎首相の間で結ばれた秘密協定。米国のフィリピン統治と日本の韓国に対する優越支配を相互に承認した。
かつらたろう【桂太郎】
[1848〜1913]軍人・政治家。陸軍大将。長州藩出身。陸軍にドイツ式兵制を取り入れ、陸相などを歴任。三度首相となり、日英同盟・日露戦争・韓国併合を断行。大逆事件を初め、社会運動を弾圧した。
かつらづつみ【桂包み】
室町時代、庶民の女性が長い布で頭を包み、前で結んで余りを左右に分けて挟んだもの。京都の桂女 (かつらめ) の風俗から始まるという。桂巻き。
かつらはるだんじ【桂春団治】
上方の落語家。 1 (初世)[1878〜1934]大阪の生まれ。本名、皮田藤吉。のち岩井姓。独特の芸風と、奇行にみちた実生活で人気があった。 2 (3世)[1930〜2016]大阪の生まれ。本名、河合一。着実な芸風で知られ、上方落語の復興に尽力。当たり芸に「いかけ屋」「親子茶屋」など。 長谷川幸延作、渋谷天外(筆名、館直志)脚色による松竹新喜劇の戯曲。渋谷天外自身が主演し、昭和26年(1951)に初演。酒屋の丁稚 (でっち) 役を演じた藤山寛美が一躍人気役者となるきっかけになった作品。
かつらぶね【桂舟】
京都の桂川を上り下りした舟。
かつらぶんし【桂文枝】
上方の落語家。 (初世)[1819〜1874]江戸後期から明治の落語家。大坂の人。「三十石」を得意とし、上方落語の中興の祖と称される。 (5世)[1930〜2005]大阪の生まれ。本名、長谷川多持。音曲入りを得意とし、上方落語の復興に尽力。当たり芸に「立ち切れ線香」「蛸 (たこ) 芝居」など。
かつらぶんじ【桂文治】
[1846〜1911]落語家。6世。江戸の人。名人といわれ、道具・鳴り物・声色 (こわいろ) 入りの芝居噺 (しばいばなし) を大成した。