[名]
  1. 腐ること。また、腐ったもの。「—が早い」

  1. 気がめいること。嫌けがさすこと。

    1. 「退屈過ぎて気の—、一日に一年 (ひとつ) ずつ齢取るようなり」〈紅葉・不言不語〉

[接頭]名詞に付いて、あざけりののしる意を表す。くされ。「—金」「—奴 (やっこ) 」
    1. 「—婆 (ばば) めにかぎ出され殺された躮 (せがれ) が敵 (かたき) 」〈浄・手習鑑

動詞「くさ(鏈)る」の連用形から》

  1. 金属製の輪を数多くつなぎ合わせて、ひもや綱のようにしたもの。かなぐさり。「犬を—でつなぐ」「懐中時計の—」

  1. 物と物とを結びつけているもの。また、つなぎ合わせること。絆 (きずな) 。「因習の—を断ち切る」

  1. 鎖帷子 (かたびら) 」の略。

  1. 関節。また、「笛のくさり」の形で、のどぼとけの軟骨をいう。

    1. 「骨の—」〈日葡

    2. 「音骨 (おとぼね) 立てるな女めと、笛の—をぐっと刺す」〈浄・油地獄
goo辞書は無料で使える辞書・辞典の検索サービスです。1999年にポータルサイト初の辞書サービスとして提供を開始しました。出版社による信頼性の高い語学辞典(国語辞書、英和辞書、和英辞書、類語辞書、四字熟語、漢字など)と多種多様な専門用語集を配信しています。すべての辞書をまとめて検索する「横断検索」と特定の辞書を検索する「個別検索」が可能です。国語辞書ではニュース記事や青空文庫での言葉の使用例が確認でき、使い方が分からない時に便利です。