[名](スル)
  1. 自分が属さない世界。よその世界

  1. 死後世界。あの世。来世。また、夢や忘我状態のときに魂がさまよう所。

  1. 死ぬことを婉曲にいう語。「祖父は昨年暮れに—しました」

[形][文]たか・し[ク]
    1. ㋐物が、地面などの基準になるところから、かなり上の位置にある。「日が—・い」「頭上—・く翻る旗」「手を—・く上げる」⇔低い

    2. ㋑垂直方向への伸びぐあいが大きい。基準となる面からの出っ張りが大きい。「—・く積み上げる」「—・い鼻」⇔低い

    1. 声量が大きい。また、音声の振動数が多い。音域が上である。「興奮して声が—・くなる」「—・い音の出る楽器」⇔低い

    2. ㋑広く知れわたっている。「名声が—・い」「悪名が—・い」

    1. 物事程度が他よりも上である。また、水準よりも上である。「教養が—・い」「お目が—・い」「格調—・い作品」「香りが—・い花」⇔低い

    2. 目標などがりっぱである。高邁・高遠である。「志が—・い」「プライドが—・い」⇔低い

    1. 数値が大きい。また、度合いが大きい。「—・い点数」「温度が—・い」「平均年齢が—・い」「栄養価が—・い」⇔低い

    2. 金額がかさむさま。また、ある金額に占める割合が大きいさま。「—・く売れる」「税金が—・い」⇔低い安い

  1. 他人を見下すさま。おごりたかぶるさま。多く「お高い」の形で用いる。「お—・い人」→御高 (おたか) い

    1. 「乙に—・く留まって平気でいるじゃないか」〈漱石明暗

[派生]たかさ[名]

出典:青空文庫

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