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大乗論書。北インドの無着 (むじゃく) 著。後魏の仏陀扇多訳2巻、梁 (りょう) の真諦訳3巻、唐の玄奘 (げんじょう) 訳3巻、隋の達摩笈多訳があり、チベット語訳もある。唯識説に基づき、大乗仏教全体を整然組織だてて示したもの。摂論 (しょうろん) 宗の根本聖典とされた。

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