かくゆうごうろ【核融合炉】
高温のプラズマを閉じ込めて熱核融合反応を維持し、発生する大きなエネルギーを発電などに利用できるようにする装置。磁場を用いてプラズマを閉じ込める磁気核融合炉とレーザー光線で超高密度のプラズマを発生させるレーザー核融合炉の二方式が知られる。現在研究が進められているが、実用化には至っていない。
かくゆうごうかがく【核融合科学】
核燃焼による高温のプラズマからエネルギーを取り出す研究を行う学問分野。→核融合
かくゆうごうかがくけんきゅうじょ【核融合科学研究所】
核融合科学に関する総合研究を行う大学共同利用機関。核融合エネルギーの実現を目指して理学・工学にまたがる幅広い学術研究を推進する。自然科学研究機構に所属。平成元年(1989)設立。岐阜県土岐市に所在。NIFS (ニフス) (National Institute for Fusion Science)。
出典:gooニュース
核融合炉の重要部品「ブランケット」共同開発、三井金属が生かす技術
三井金属と核融合スタートアップのヘリカルフュージョン(東京都中央区、田口昂哉最高経営責任者〈CEO〉)は、定常核融合炉の重要な部品「ブランケット」の開発に関する共同開発契約を結んだ。三井金属が持つセラミックス焼結体に関する技術とヘリカルフュージョンが持つ核融合炉の設計開発技術を融合し、定常核融合炉の実現に向けて製品開発を加速させる。
派生技術でがん治療も…住友商事、核融合スタートアップと提携
将来的な核融合発電での協業も見据える。 住友商事はシャインの製品・サービスに関する市場調査を実施する。事業性が認められる場合、日本を含むアジア地域における販売代理店としての役割を担う予定。 シャインの同派生技術は商用化実績があり、中性子イメージング技術は航空宇宙や防衛などの分野で品質管理や非破壊検査に用いられている。
「核融合」早期実用化へ…東大が開設、研究センターの役割
水素などの軽い原子核同士が高温・高圧下で融合して別の重い原子核に変わる「核融合」は、二酸化炭素(CO2)の排出を伴わずに膨大なエネルギーを放出する。核分裂と違い連鎖反応や爆発のリスク、高レベル放射性廃棄物がなく安全性が高いとされる。脱炭素社会と豊かなエネルギーの確保を両立できる次世代技術として期待されている。
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