かくゆうごうろ【核融合炉】
高温のプラズマを閉じ込めて熱核融合反応を維持し、発生する大きなエネルギーを発電などに利用できるようにする装置。磁場を用いてプラズマを閉じ込める磁気核融合炉とレーザー光線で超高密度のプラズマを発生させるレーザー核融合炉の二方式が知られる。現在研究が進められているが、実用化には至っていない。
かくゆうごうかがく【核融合科学】
核燃焼による高温のプラズマからエネルギーを取り出す研究を行う学問分野。→核融合
かくゆうごうかがくけんきゅうじょ【核融合科学研究所】
核融合科学に関する総合研究を行う大学共同利用機関。核融合エネルギーの実現を目指して理学・工学にまたがる幅広い学術研究を推進する。自然科学研究機構に所属。平成元年(1989)設立。岐阜県土岐市に所在。NIFS (ニフス) (National Institute for Fusion Science)。
出典:gooニュース
「核融合発電」の実用化進むか プラズマの動き「AIで予測する技術」を開発
夢のエネルギーとして期待される核融合発電について、量子科学技術研究開発機構とNTTは、核融合発電に必要なプラズマの複雑な動きをAI=人工知能を活用して予測する技術を開発したと発表しました。核融合発電では、1億℃以上の超高温のプラズマを安定的に維持することが必要です。
核融合の難題にAIで挑戦 炉内のプラズマを高精度に推定
量子科学技術研究開発機構とNTTは17日、核融合炉の中にある、電気を帯びた高温ガス「プラズマ」の動きを人工知能(AI)で高精度に予測する技術を開発したと発表した。核融合は発電利用を目指して研究が進行中。今回の成果は、直接見ることができない炉内の状態を常に把握し、制御する技術の確立に道を付けるものとなった。
夢のエネルギー「核融合」発電、AIで装置のプラズマ状態予測 世界初、実現に一歩前進か
米国では核融合発電スタートアップ(新興企業)のヘリオン・エナジーが28年に商用核融合発電所を稼働させる計画を発表している。同社は米オープンAIのサム・アルトマンが個人で出資し、会長を務めている。(高木克聡)
もっと調べる