出典:gooニュース
核融合実験炉の計画などに生かす…NECが受注した「次期スパコン」の計算能力
具体的には国際プロジェクトの核融合実験炉「ITER」計画や、サテライト・トカマク(JT―60SA)計画事業における実験の精密な予測や運転シナリオの作成などへの活用を見込む。核融合研では、核融合プラズマをはじめとする多階層・複合物理系を対象として、スパコンを用いた数値シミュレーション研究を行う。
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金属加工を通して核融合に貢献したい」と話した。 このほか、昨年、核融合反応に必要なプラズマ生成に成功した核融合実験装置「JT-60SA」などの施設見学も行われた。 同研究所の花田磨砂也所長は「多くの企業に核融合に興味を持ってほしい。民間の力を借りながら、核融合エネルギーの実現を目指したい」と話した。
3Dプリントで生まれた核融合炉
我々は残りのリスクを潰し、現在設計中の核融合パイロットプラントの重要な機能に承認を得ていきます。設計の検証が完了次第、私たちは融合電子を電力網に送るためのパイロットプラントの建設を開始します。すべてがうまくいけば、私たちが生きている間に、3Dプリントされた核融合炉が未来を救う世界に住むことになるかもしれませんね。
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かくゆうごうろ【核融合炉】
高温のプラズマを閉じ込めて熱核融合反応を維持し、発生する大きなエネルギーを発電などに利用できるようにする装置。磁場を用いてプラズマを閉じ込める磁気核融合炉とレーザー光線で超高密度のプラズマを発生させるレーザー核融合炉の二方式が知られる。現在研究が進められているが、実用化には至っていない。
かくゆうごうかがく【核融合科学】
核燃焼による高温のプラズマからエネルギーを取り出す研究を行う学問分野。→核融合
かくゆうごうかがくけんきゅうじょ【核融合科学研究所】
核融合科学に関する総合研究を行う大学共同利用機関。核融合エネルギーの実現を目指して理学・工学にまたがる幅広い学術研究を推進する。自然科学研究機構に所属。平成元年(1989)設立。岐阜県土岐市に所在。NIFS (ニフス) (National Institute for Fusion Science)。