きかんし【気管支】
気管の下端から左右に分かれ、両肺に通じる細い管。
きかんしえん【気管支炎】
気管支の粘膜の炎症。ウイルスや細菌の感染によって起こり、発熱・悪寒・咳 (せき) ・痰 (たん) などの症状がみられる。気管支カタル。
きかんしかくちょうしょう【気管支拡張症】
気管支の細かい枝が広範囲にわたって拡張した状態。肺炎・百日咳 (ひゃくにちぜき) ・肺結核などのあとに起こることが多い。咳 (せき) ・痰 (たん) ・血痰などがみられる。
きかんしきょう【気管支鏡】
気管や気管支の内部を肉眼で直接観察するため、口から挿入する金属製の管状の医療器具。
きかんしぜんそく【気管支喘息】
アレルギーや自律神経の変調などが絡み合って、気管支の痙攣 (けいれん) 収縮、粘膜の浮腫 (ふしゅ) 、粘液分泌の増加が起こって気道が狭められ、発作的に喘鳴 (ぜんめい) を伴う呼吸困難を呈する病気。
きかんしはいえん【気管支肺炎】
気管支炎が奥に進んで肺胞に及び、その範囲が肺の小葉に限られる炎症。発熱・呼吸困難は比較的軽く、咳 (せき) と痰 (たん) が出る。小葉性肺炎。カタル性肺炎。
きかんそうかん【気管挿管】
病気などで呼吸機能が低下または停止したとき、気管にチューブを挿入して肺に酸素を送る医療行為。平成16年(2004)7月より講習を受けた救急救命士も実施できるようになった。