出典:gooニュース
粉飾決算の「堀正工業」、融資金で別荘購入、別会社の運転資金にしたか 6億円詐取容疑で社長ら3人再逮捕
経営が順調であるかのように装って銀行から融資金6億円をだまし取ったとして、警視庁捜査2課は26日、詐欺の疑いで、ベアリング商社「堀正工業」(東京都品川区、破産手続き中)の元社長、堀雅晴容疑者(69)=同区北品川=ら3人を再逮捕した。 他に再逮捕されたのは、同社元総務部長の大熊重康容疑者(73)=板橋区仲町=と、元顧問税理士の山口賢一容疑者(74)=同区大谷口=。
融資金6億円詐取疑い、再逮捕 粉飾決算で、堀正工業
捜査2課によると、堀容疑者が社長に就任した2003年から粉飾決算を繰り返し、多額の不正融資を受けたとみられる。詐取金は他行の借入金返済のほか、遊興費や高級輸入車の購入費などに充てていたという。
コロナ禍で赤字拡大、粉飾決算も…倒産した鉄スクラップ卸売りが犯した見誤り
そこで、第2期の決算の途中から当社は粉飾決算に手を染めた。金融機関との取引継続条件として「黒字決算」が条件とされていたからだ。黒字と見せかけるため、損益計算書の在庫を過大計上し、利益を計上していた。その後、海外での相場は落ち着きを見せたが、国内相場は続伸し海外相場との価格はさらに乖離(かいり)をみせた。同社の赤字額はさらに拡大し、金融機関への支払いも次第にストップ。
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