出典:gooニュース
金融庁出向中にインサイダー取引…32歳元裁判官に有罪判決 業務で知ったTOB情報もとに10社の株を約952万円で買い付けた罪
元裁判官で金融庁に出向していた佐藤壮一郎被告(32)は、業務で知ったTOB(株式公開買い付け)の情報をもとに10社の株を約952万円で買い付けた罪に問われています。東京地裁は判決で、「市場の公平性と健全性、投資家の信頼を大きく損なうばかりか、金融庁の公開買い付け案件に対する監督制度の信頼を大きく失墜させた」と指摘しました。
「金融庁の監督制度の信頼を大きく失墜」裁判官出身の金融庁元職員に懲役2年・執行猶予4年、罰金100万円の有罪判決 インサイダー取引した罪
インサイダー取引をした罪に問われている裁判官出身で金融庁の元職員の男に対し、東京地裁は懲役2年・執行猶予4年、罰金100万円の有罪判決を言い渡しました。裁判官出身で金融庁の元職員・佐藤壮一郎被告(32)は、職務を通じて知った未公開の企業情報をもとに、あわせておよそ952万円分の株を不正に買い付けた金融商品取引法違反の罪に問われています。
元裁判官に有罪判決 金融庁出向中にインサイダー取引 東京地裁
野村賢裁判官は、金融庁に出向していた佐藤被告が常習的にインサイダー取引を行ったことで、金融市場の公平性、健全性や投資家からの信頼を大きく損なったと指摘した。 佐藤被告は金融庁で企業の情報開示を監督する立場にあり、監督制度の信頼も失墜させたとし、「規範意識の欠落は甚だしく、刑事責任は重い」と述べた。
もっと調べる