けず・る〔けづる〕【削る】

の解説

［動ラ五（四）］

1. １ 刃物で物の表面を薄く切り取る。そぐ。「鉛筆を—・る」

1. ２ 一部分を取り除いて全体の量を減らす。削減する。「予算を—・る」「人員を—・る」

1. ３ 全体からその部分を取り除く。削除する。「文章を—・って短くする」「名簿から名前を—・る」

1. ４ 《大工仲間の語から。「板をけずる」の略という》酒を飲む。

   1. 「甚五郎左がきいて—・るなり」〈柳多留・五五〉

[可能]けずれる

［動ラ下二］「けずれる」の文語形。

類語

• そぐ(そぐ)

関連語

• 剃る(そる)
• 彫る(ほる)
• 剪む(はさむ)

下接句

• 命を削る
• 鎬(しのぎ)を削る
• 茅茨(ぼうし)剪(き)らず采椽(さいてん)削らず
• 骨身を削る
• 身を削る

けず・る〔けづる〕【^×梳る】

の解説

［動ラ五（四）］《「削る」と同語源》くしで髪をとかす。くしけずる。

• 「髪ノ毛ヲ—・ル」〈和英語林集成〉

出典：デジタル大辞泉（小学館）

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