出典:gooニュース
諏訪湖の「御神渡り」出現厳しく 気候変動影響、583年目の冬
今日まで続く御神渡りの記録が残る室町時代中期から数えて583年目の立春を前に、これまでの記録を振り返り、かつては厚い氷で覆われた諏訪湖に伝わる逸話を追った。 御神渡りは、諏訪大社上社の建御名方神(たけみなかたのかみ)が、下社の妃・八坂刀売神(やさかとめのかみ)のもとに通う恋路と伝わる。「神様の恋の通い路」と呼ばれるゆえんだ。
諏訪湖御神渡り観察 今冬一番のしぶき氷、結氷は見られず
諏訪湖の御神渡り(御渡り)の判定と神事をつかさどる長野県諏訪市小和田の八剱神社は6日、宮坂清宮司と氏子総代有志で観察を続けた。寒波による冷え込みと強風で、湖岸には今冬一番の見栄えのするしぶき氷群が出現したが、湖面が結氷している状況は確認されなかった。 しぶき氷は波しぶきが枝などに着氷してできる「自然の芸術品」。
諏訪湖の御神渡り観察 立春迎え一区切りも“最強寒波”に「最後の望み」
今季の結果を記した注進状を諏訪大社に奉納する注進奉告式は、御神渡りの有無に関わらず15日に行うことが決まっている。観察総代の1人矢島伸一さん(58)=同市渋崎=は「『もう少し通えよ』って、諏訪湖が言っている」と最後の最後まで諦めない姿勢を示した。
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