出典:gooニュース
拉致被害者家族「柱を失った」 有本明弘さん死去、無念にじませ
北朝鮮拉致被害者家族会で活動の先頭に立ち続けた有本明弘さん(96)が亡くなった。拉致された娘の恵子さん=失踪当時(23)=との再会は果たせないまま。「やるせない」「柱を失った」。家族らは17日、無念の思いをにじませた。 鹿児島県で消息を絶った市川修一さん=同(23)=の兄健一さん(79)は17日朝のラジオで有本さんが亡くなったと知り「涙が出た」。
有本明弘さん死去=拉致被害者恵子さんの父―96歳、再会かなわず
02年に恵子さんを拉致被害者に認定した。 明弘さんは鉄工所を営みながら拉致被害者全員の早期救出、帰国を訴えた。拉致被害者家族連絡会(家族会)の副代表も務め、北朝鮮への圧力強化などを主張。「恵子が生きているのははっきりしている。自分が生きている間に拉致問題を解決させたい」と語っていた。 遺族によると、明弘さんは昨年秋に2週間ほど入院。
拉致被害者「日本政府へのもどかしさ増すばかり」 有本明弘さん死去
保志さんはこれまでの講演で、拉致問題は、被害者も、その家族も、高齢化で時限的な問題になっていると繰り返し指摘していた。コメントでも「被害者の家族は高齢化が進み、親世代でご健在なのは、横田めぐみさんの母・早紀江さんだけとなった。親世代が存命のうちに拉致問題が早期に解決されますことを心より願ってやみません」と訴えた。
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