《Strategic Arms Reduction Treaty Ⅰ》1991年7月に米ソ間で締結された軍縮条約の一つ。両国が配備する大陸間弾道ミサイル(ICBM)・潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)・重爆撃機の総数を1600基に削減し、戦略核弾頭の総数を6000発に制限するなど、数値目標を設定して戦略兵器の削減に取り組み、2001年12月に目標を達成した。第一次戦略兵器削減条約。
[補説]これに続くSTARTⅡ(第二次戦略兵器削減条約)は1993年に
調印されたが
発効に至らず、1997年に
交渉の
開始が
合意されたSTARTⅢ(第三次戦略兵器削減条約)も
進展を見なかった。その後、両国は2002年に戦略核兵器削減条約(
モスクワ条約)、2011年に新戦略兵器削減条約(
新スタート)を
締結し、核軍縮を進めた。