しゅしがく【朱子学】
中国、南宋の朱熹が大成した新しい儒学。理気説を基本に、人の本性は理であり善であるが、気質の清濁により聖と凡の別があるとし、敬を忘れず行を慎んで外界の事物の理を窮めて知を磨き、人格・学問を完成する実践道徳を唱えた。日本では江戸幕府から官学として保護された。程朱学。宋学。道学。朱学。
しゅしがくは【朱子学派】
朱子学を主張した学者の一派。日本では藤原惺窩 (ふじわらせいか) ・林羅山・木下順庵・新井白石・室鳩巣 (むろきゅうそう) ・柴野栗山 (しばのりつざん) ・山崎闇斎 (やまざきあんさい) ら。
しゅしごるい【朱子語類】
中国の思想書。140巻。宋の黎靖徳 (れいせいとく) 編。1270年成立。朱熹の死後、朱熹とその門人との問答を集め、部門別に分類したもの。朱熹の思想を知る貴重な資料。